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2007年8月21日

第2回高島市都市計画審議会

高島市景観計画(案)について、
という議題で第2回高島市都市計画審議会が行なわれました。
この会議でこの案の賛否を取るというのではなく、
案を説明し、意見を聴取するというスタンスの会議です。
既に、17年12月に策定委員会が設置され、
19年10月には条例が施行されるというタイムスケジュールの中で、
市の方としては、高島市都市計画審議会でも認めてもらったという
お飾りを付けるための会議という位置付けだったと思います。

しかし、以下の点についてこの条例には疑問がある、
ということを現状の写真などを提示しながら意見を述べさせていただきました。

1.この条例は、滋賀県の風景条例を踏襲しているが、S59年に制定されたその条例結果どうなっているかということの検証が全くなされていない。
その条例の私が思う問題点
◎建物の配置・形態・色彩それぞれの規制が、本当に良い景観を生み出しているといえるか。
◎条例に違反した物や条例対象外の物が景観を悪化させていることに対する措置がないこと。
2.地域に根ざした景観計画といいながら、その具体的なことが全く提言されていない。
旧来の日本家屋が並ぶ(文化的景観)を有する地域は、ほとんどといってもいい位に、
道路や水路上に、建物や塀の屋根がかぶさっている。
カバタなどは建物本体が水路上にせり出している。
それは現状をまともに捉えれば法律違反。
だから、新しく建て替えをしようとしたらその景観を守ることは出来ない。
それ自体が(文化的景観)をなしているのに、そのことについて全く触れられていない。

なお、この会議の議長である広原氏(龍谷大学法学部教授)は、
この会議は、「特に意見なし」ということで終わろうと思っていましたが、
貴重な意見が沢山出たので(私以外にも)それについてこの会議の意見としてまとめます。
ということで会議が終了しました。
景観計画(案)は、そのまま制定されることとなると思いますが、
この会議での意見を真剣に取り上げ、制定された条例を、
地域の実情に合わせて改定されることを願います。
なお、高島市では、8月31日まで、
パブリックコメントというカタチで、このことについて意見を聴取する形をとっています。

景観に関する今までの記事
高島市景観計画の会議が05(MYブログ07/08/17)
高島市景観計画の会議が04(MYブログ07/08/14)
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