滋賀のセカンドハウス・別荘のほんだ建築

琵琶湖に別荘・セカンドハウスを建てるならお問い合わせ

  • 建築家ほんだの考え
  • 施工事例
  • 建築の流れ
  • 一般住宅について
  • ブログ
  • マキノ地域情報
  • 遊休別荘の宿泊施設トータルサポートサービス リ・コテージ

ブログ

ブログ
  • 本田明ブログ
  • マキノ地域情報ブログ
  • スタッフブログ
  • 工事進捗ブログ
2007年4月28日

今津浜の湖の家はどう?

私が住んでいる場所柄(マキノ町知内)、湖周道路はよく利用します。
その良く通る湖周道路の景観について、二言三言。
高島市の皆さんは、今津浜の「湖の家」が、いつまでも古いままになっていて、
どの建物も、新しくならないのに、疑問を持たれた事はないでしょうか。
それには、それなりの理由があるのです。
今津浜の「湖の家」の立っている場所は、
「官地」つまり、1級河川琵琶湖の河川敷の中に立っています。
国に(実務上は滋賀県に)毎年土地代を払って、場所を貸してもらっているのです。
建てた当時の方のお話ですと、もう数十年前になりますが観光振興に役立つということで
県が貸し与えてくれたそうです。
しかし、その後県の行政は、環境保護に舵が切られてしまい、現在では、
新たに土地を貸すことはもちろん、今の建物を増改築することさえ出来ないのです。
当初の経緯があるので今建ってる建物だけには、土地を貸し続けますが、
その建物の寿命がくれば、県にその土地を返さなければならない、
というのが現在の県の方針です。
ですから、権利を持って営業している方は、
とりあえず、ペンキを塗り替えるぐらいしか修繕の手立てがないのが現状なのです。

県琵琶湖不法占用対策室では、旧志賀町や大津市の湖岸の不法占用に対して、
行政代執行という伝家の宝刀を使って、
建物を撤去したりしていることが、ニュースにもなっていました。
今津浜の建物は、不法占用ではありません。
自然の景観を守ることも大切かもしれませんが、
県の方針の転換に振り回された人達のことは、どのように考えておられるのでしょうか。
そして、県としては、最終的には今津浜に「湖の家」が
全部なくなることが、本当にあの場所にとって最良だと判断されているのでしょうか。
湖西の松林は、
昭和62年(社)日本の松の緑を守る会が、21世紀に引き継ぎたい白砂青松を選定した、
日本の白砂青松100選のひとつ。
私はその景観という財産を有効に活用できるように、
何とかして今の観光客の要求に答えられるような施設に
生まれ変われる方法を模索していただきたいものだと考えます。

官地(国有地等)に関する関連項目
かばた(川端)報道に思う (MYブログ07/04/27)

景観と法律に関する関連項目
景観とそれを規制する法律 (MYブログ07/05/02)
今津浜・道路の景観 (MYブログ07/04/30)
ザ・プリンス箱根-村野藤吾 (MYブログ07/04/05)
町並み景観雑感 (MYホームページ・建築つれづれ草より)
歴史的観光の勝ち組・妻籠 (MYブログ07/03/29)
国立マンション考察 (MYホームページ・建築つれづれ草より)

高島の風景に関する関連項目
湖周道路沿いの花などを (MYブログ07/05/01)
楽・高島春景七題 (MYブログ07/04/10)
100選まだありました (MYブログ06/05/18)
サニービーチが快水浴場100選に (MYブログ06/05/18)

ブログランキング、ポチッと一つお願いします。banner2.gif にほんブログ村 地域生活ブログ 滋賀情報へ
 
ほんだ建築トップページへはこちらから

TOPへ