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2021年3月17日
建築士定期講習が面白い?2nd
先日は、大津で一日みっちりと建築士定期講習。3年ごとに定期講習が実施されるのだが、その間に変わった法律のことなども、重点講習内容の一つ。
みなさん「合理化」っていう言葉どういうイメージですか。基本、能率的っていう1番のイメージですけど、建築基準法の場合は、明らかに2番です。建築基準法の「合理化」は、「緩和措置」「規制強化」「新技術の導入」などなど時代に合わせ、「合理化」どころか、例外規定をどんどん継ぎ足し継ぎ足し、益々複雑怪奇になってゆく。


宅配ボックスの延べ面積不算入の「合理化」は、元々床面積に算入されてた部分を、世の中の流れで、こういうものが作られても「容積率にはカウントしませんよ」っていうこと。
昔からあるのは、駐車場の一定割合の容積率対象床面積不算入、これも、ビル内に駐車場を作って都市交通を便利にしようという誘導基準。ちょい昔には、共同住宅の廊下の容積率対象床面積不算入。これは市街地での建て替え促進のためか?廊下部分で10%前後の面積にはなるので、これによって建て替えると1割程度住戸床面積が増える。それの売却益を建て替え費用の一部に充填できる、みたいなイメージ。でも、建て替えた新しいマンションの次の建て替えの時はどないなるんやろうと、この容積緩和の時に思った。災害多発により「防災備蓄倉庫」の容積率対象床面積不算入は、いつからだったろう。


階段の「合理化」は、個人住宅などを小さな介護施設や宿泊施設に転用しようと思うと、いつも階段がネックになってた。最近の既存建物再利用の機運で、多少基準を緩めた感じ。

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