林道は自然破壊か
昨日の続き
しかし、このような林道整備は、一方では、自然破壊だと槍玉に挙げられることがよくあります。
Googleで「林道 自然破壊」と検索してみると、
いろんな意見を持った人やその事例がずらずらと出てきます。
概観を見ていただくには
新・生物多様性国家戦略を考える・シンポジウム資料集-森林開発と生物多様性
辺りが適当かと思います。(ちょっと長い文章ですが)
私は、林業を産業として考え、
その一助として林道整備を国が補助してくれることには何ら異論はありません。
しかし、それが似つかわしい場所とそうでない場所があるということを、
ちゃんと分ける事が求められているのだと思います。
林業を経営するためといって、
急峻な山に、大きな切盛土や舗装路面、果てはトンネルなどなで作って
道路を整備するというのは本末転倒もはなはだしいものだ、と考えます。
そういう事業は土木建設業者の経営改善には役立つかもしれませんが、
決して林業に役立つものではないはずです。
長期的に見てもその公共投資が意味のあるものとはなりえないと思います。
そして、今国が整備しようとしている道は、
その似つかわしくない残された場所ばかりのように思えてなりません。
もともと「山にしか木が生えていない」わが国です。
そのようなことをして有効な場所は、
多分北海道以外ではかなり限られた地域ではないのかと思います。
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