アルミカーポートにまつわるエトセトラend
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ということで、以外と簡単にアルミカーポートの確認申請が下りそう。
ただ、多雪地域の場合は、メーカーのカタログの表記の通りの積雪量でOKになるのかは、
申請して見ないとわからない。
そんな簡単なら、がっちりした木造でも、と思えるのだが中々そう簡単ではない。
簡易な申請にとどめるためには、木造では、筋違を入れなくてはならない。
カーポートのような形式の物に、それは非現実的。
他の方法は、というと、詳細な構造計算をしなければならなくなる。
かつ、その前提となる構造計算の元の規定が、こんな建物を想定していないため、
本当に計算できるのは、ほんの一握りの木造に詳しい構造技術者しかいないようなきがする。
正攻法で確認申請を下ろすには、
構造計算の費用が、カーポート本体の施工費を上回るというような、
笑い話にもならないことが、現実には起きそうである。
アルミ製の場合、柱は、地面の中にコンクリートを根巻きして埋め込む事になるのだが、
それを木造でしようとすると、多分、防腐防蟻の基準法の規定にそぐわないとして、却下されそう。
鉄板のベースプレートにボルトをいっぱい付けて木の柱を接合するという形式しかなさそう。
構造計算的にも、構造ディティール的にも、かなりハードルが高そうな気がする。
また、ポリカーボネートの屋根も、アルミカーポートならOKになるが、
をよく読んでみると、主要構造部が準不燃材料(以上)に限りOKとなっているため、
これも木造の場合NG。
がっちりした木造の簡易なカーポートを作ろうということは、
種々の制約からかなり非現実的なのだと思う。
今後も結局、
都会では建ぺい率の関係から
「本体建物で建ぺい率がいっぱいなので、カーポートは、完了検査後に付けるようにします。」
などという、住宅販売会社のセールストークが今後も続くのだろうし、
私の住む田舎では、雪にも大丈夫ながっちりとした木造の車庫は中々作れず、
弱々しいアルミカーポートを建てて、大雪の時に心配をする、
ということが続くようなきがする。
最後になりましたが、
このシリーズで間違いや誤解などがありましたら、ご指摘頂ければ幸いです。
end
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2011/02/20 屋根雪下ろしをしていて、ふと思い出したこと
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長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。
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