エネルギーをどう考えるか-「究極のエコハウス」考え方の手引きNo.08
捨てているお湯を生かす
ここでちょっと突拍子もないことを考えたい。「2050年」を見据えてのことだ。
給湯に関して、もっとも無駄になっているのは「捨てているお湯」。
湯船に張ったお湯にしろ、シャワーにしろ、台所で使うお湯にしろ、おそらく
その温度はあまり下がらない状態でたくさんのお湯を捨てている。12度の水
を42度にしたとして、平均すれば半分の27度くらいで捨てているように思える。
とてももったいない。
この熱をたとえば半分くらいでも使うことができれば、おそらく年間で6GJ
くらいの省エネになるはずだ。これは何と部分間欠暖房の場合の
暖房エネルギーの半分くらいにもなる。こうした熱を何かに交換するシステムや、
そのまま暖房に使えるようなシステムは考えられないのだろうか?
誰かこんなことを考えている人や会社はないのだろうか?
考えてみたけど、計算が合わないのだろうか?
それで、結論。もしかしてそんなシステムが生まれるかもしれないから、
風呂場からの排水を新たな設備に接続できるようにしておきたい。
「究極のエコハウス」目次
◎「究極のエコハウス」考え方の手引きNO1
◎構造は木造が基本-「究極のエコハウス」考え方の手引きNO2
◎基礎はコンクリートで-「究極のエコハウス」考え方の手引きNo.03
◎構造材以外も木材系で-「究極のエコハウス」考え方の手引きNo.04
◎木造+コンクリート基礎を基本に-「究極のエコハウス」考え方の手引きNo.05
◎エネルギーをどう考えるか-「究極のエコハウス」考え方の手引きNo.06
◎エネルギーをどう考えるか-「究極のエコハウス」考え方の手引きNo.07
◎エネルギーをどう考えるか-「究極のエコハウス」考え方の手引きNo.08
◎エネルギーをどう考えるか-「究極のエコハウス」考え方の手引きNo.09
◎暖冷房の基本的な考え方-「究極のエコハウス」考え方の手引きNO.10
◎暖房の考え方1-「究極のエコハウス」考え方の手引きNo.11
◎暖房の考え方2-「究極のエコハウス」考え方の手引きNo.12
◎冷房の考え方-「究極のエコハウス」考え方の手引きNo.13
ユニットバスであれば、普通にやっても可能なのかもしれないが。