IN邸増改築工事 ビフォー&アフター
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In邸の増改築工事の完成の様子を、改修前と比較してご紹介します。
第一印象の外観と内観、最初にこの建物を拝見した時には、
「解体して、新築しましょう。」と言いました。
「外壁もそんなに傷んでないし、雨漏りもしたことがない。
そこそこちゃんとしているように思うので、コストからすれば、改修のほうでしょ。」
という、お客様のご意見にシブシブ従うという感じで、物事が始まりました。
とりあえず、調査ということで、天井裏を見る事にしました。
その時の写真がこれです。黒い塗装が施された軽量鉄骨のトラスが以外ときれい。
ここで、初めて少し面白い仕事に出来そう、と少しヤル気が出てきました。
天井を勾配にして、このトラスを見せよう、と。
屋根裏を見ると、野地板の裏に直接15mm程の発泡スチロールが納めてある。
外壁はというと、解体工事のときに始めてわかったのですが、
アルミ板外装のサンドイッチパネル構造。
外装がアルミの0.4~0.6mm程にリシン状の塗装が施されている。
芯の部分が15mm程の発泡スチロール、室内側がパーチクルボード、という構成。
目地部分は、アルミの押出型材でした。
建築概要書を見ると確認申請が昭和49年、汚れてはいるものの
36年前の建物にしては、外壁がしっかりしているのは何故だろう、
と少し不思議に思っていたのですが、その理由がそれでわかりました。
セキスイハウスのプレハブなのですが、
多分当時としては、かなり上級グレードの仕様だったのではなかろうか、
と思いました。
改修前 玄関 改修後 玄関(増築しました)
改修後のダイヤ形の軽量鉄骨は、改修前の玄関の袖壁になっていた部分の筋違。
構造躯体はいじらない、という原則で、これも屋根裏のトラスと同じように化粧にしました。
玄関は、4.5帖くらいの広い土間。
ダルマストーブで周りを囲んで、料理を食べながらワイワイやる
との、お客様のご要望そのままです。床仕上はタタキ風の左官仕上げです。
改修前 ダイニング 改修後 ダイニング
部屋には、沢山の家具やテーブルがありました。
それぞれが、しっかりしていて「想い出もある。」ということでしたので、
ほとんどを残すこととなりました。昭和の色合いが残る、こげ茶色の家具に合わせて、
室内は、少し暗めのブラウン色の塗装としました。床と天井はムクの杉板です。
沢山の微妙に色合いの異なる家具をどのように納めるか。
試行錯誤の末、下の平面のようなこととなりました。
赤鉛筆部分が既存の家具類、全て寸法を当たって、納めました。
赤丸印の部分に、間仕切を兼ねて、5個の家具を集中して置く事にしました。(下写真)
青丸印の部分は、3つに分かれた天井までの家具を、
一つは、テーブルの台に、もう一つは窓際に置いて収納棚にしました。(下写真)
事の発端が、今時汲み取りトイレでは、ということでしたので、
水周りも含めて、ほとんどの部屋を全面改装する事になりました。
改修前 玄関靴箱 改修後 棚
改修前 リビングダイニング
改修後 リビングダイニング
改修前 リビング
改修後 リビング(和室をなくして2部屋を一つの大きな部屋に)
改修前 和室
改修後 リビングになりました。
改修前 洗面所 改修後 洗面所
改修前 トイレ 改修後 トイレ
改修前 UB 改修後 UB
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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。 また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。
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