YS邸、おじいさんの置き土産
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YS邸の新築工事の設計は、以外とすんなりと進んだ。
「おじいちゃん(お客様の父)の鎌倉彫の額があるんで何とかなりませんか?」
設計の時は、沢山あるのならということで、
「2Fロフトの壁を一面ギャラリー風にも出来るように、下地を合板にしておきましょう。
そうすれば、引っ掛け金物がどこにでも付けられますし・・・」
ということで、設計と見積もりは進んだ。
工事に入る前後から、色々面白いことが起こり始めた。
お宅にお伺いすると、その鎌倉彫の工芸品がそこここにある。
何でも、おじいさんが定年後のてすさびで始められたものとのこと。
中々本格的ながら、デザイン的にはそういう先生に教わったもののようで、
民芸品風な感じで、今風ではない。
お客様も趣味的には??なのだが、
おじいちゃんが作ったものなのでどうにか生かせないか、とのこと。
それならと、何点かあるもののうち、お客様・私・所員の三人で、
一つ選んだのが、玄関の扉に付く事になりました。
私がもう一つ捨てがたく思ったのが、竹の模様を両面から彫ってあるもの。
これは、2Fの階段を仕切る壁に使う事にしました。
丁度、両面から彫ってあるので見通せて、気配がわかり危なくない、
という機能的な側面もあります。
この壁は、X型の筋違が入っていて、そういう小さな穴しかあけることが出来ないので、
丁度好都合、ということもあり、配置しました。
もう一つ、姿見の鏡は、洗面ユニットの鏡部分の代わりに用いる事にしました。
これで、終りかと思ったら、
工事の途中に、古い整理ダンスのようなBOXが二つ運び込まれました。
「これも、家に置いておくのもじゃまだけど、捨てがたい。」とのこと。
見ると、框戸の鏡板部分が網代(あじろ)になっていて、それなりに風流、
これは、小屋裏のスペースを利用して、天袋風につける事にしました。
横から見ると、こんな感じです。
テレビ台は、杉の厚板にして見ました。
たくさんの、想い出の品物が組み込まれた建物となりました。
関連MYブログなど
◎実績一覧掲載中>10Ys邸
◎10/05/17 捨てられないもの、残したいもの
◎10/05/14 杉の厚板の嫁入り先が決まった
◎10/03/18お打合せの補助ツールとしてのご提案
◎マキノのほんだ建築は、ただ今工事中>Mr&Mrs YS邸
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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。 また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。
☆☆ とりあえず、ハウスメーカーを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか ☆☆
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