東北自動車道から山間を抜けて、最初に見た津波の被害が下の写真。
松枯れやナラ枯れなど、木の病害虫による被害も最近たくさんあるので、
この植林された杉もその一種かと思っていたら
「津波の塩水に漬かって枯れているのです。」とのこと。
確かに、下の部分がライン状に枯れている。

まだ、かなりな山間かと思っていたら、程なく、
いくつかカーブを曲がると海が見える所まで来ていた。
とはいっても、海岸線から何キロあるのだろうか、こんなところまで水が！という思い。
グーグルの航空写真で南三陸町志津川あたりを確認すると2ｋｍくらいあった。
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閑話休題
グーグルの航空写真を見ると、三陸地方は津波後の映像に変わっている。
それを見ると、津波に襲われた範囲が容易にわかる。
そして、その航空写真に地図を重ねてみると、
元あった道路・地名・地物などが表示され、
喪失したものの膨大さが良くわかり、物悲しい感じに陥る。

さて、山のこと。
山林のことなど、ほとんどは手が廻らない状況だと思うのだが、
すでに、枯れた植林の部分だけきれいに伐採している山もあった。
余裕のある山林所有者だろうか？

被害を受けてか、元々から伐採作業が予定されていたのかはわからないが、
大規模に皆伐造材作業を行っている現場も見かけた。
手前にひしゃげたバイクがそのままに放ったらかしにされているのを見ると、
私には何だか異常に思えるが、地元ではまだどこにでもある情景なので、
たくさんの林業作業員さんが出入りしていても、何とも感じないのだろう。

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