新緑の栂ノ尾 高山寺 & 北山丸太の産地
建築家故西沢文隆氏の建築と庭「実測図」集という本がある。
有名な庭と建築の関わり合いを丹念に実測した資料集である。
(建築と庭 西沢文隆「実測図」集 表紙 龍安寺 石庭 断面図 しっかり見ると、塀の屋根が、今のこけら葺きではなく、瓦葺きの時代に実測したことがわかる)
その中の一つの図面が頭の中でぼんやり残っていた。
それで、昨日は初めてそこへ行ってみた。
思わず撮ってしまったアングルが、帰ってきて読み返してみると氏の文章に載っていたので、「私の感覚も捨てたもんではないなー」と自己満足。
(建築と庭 西沢文隆「実測図」集 高山寺 谷川を介して向かいの山々の新緑が、まじかに目に飛び込んでくる、ということがわかる断面図)
高山寺、鳥獣戯画の所蔵している寺院としての方が有名かもしれない。
本、買ってしまいました。
その本の中の目次のページにも、紅葉の時の同じ場所の写真がありました。
紅葉がもっと素晴らしいみたいです。
高山寺石水院 国宝の建造物
鎌倉時代の初期における寝殿造の特徴を残していること。
主室の天井仕上も、変わったものでした。
そこそこ古い建物は一般の人よりは数多く見学してると思うんですが、
「こんな天井見たことない」というものでした。
それについては、実物をご覧ください、っていうことで。
新緑の栂ノ尾高山寺、きれいでした。それから、
ここまで山奥だと外人さんもいないどころか、この時期なのに、
観光客自体パラパラっていう感じだったのも良かった。
高山寺 昔は堂塔伽藍が並んでたっぽい、広い境内。
つわものどもがゆめのあと
という感じの境内参道に生えている巨大な杉の木立と石垣と
高山寺への道すがら、北山丸太の産地を通る。北山の台杉の林はちゃんと手入れされてた。
数えてみたら、床柱のある家を最後に設計してから13年たってる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
住宅・セカンドハウスは、随時ご案内(室内も)出来ます
ほんだ建築トップページへ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――