朽木支所(旧朽木村役場)耐震改修工事
昨年度完了した仕事、耐震改修してキレイにするだけなのでそんなに写真に上げるようなところないんですが。
◆耐震ブレースを緑色にしてみました。実は後ろの山ぐらいのモスグリーンにしたかったんですが、色見本を見せた途端に市の担当者の方に却下されてしまい、ちょっと粘って今の色に落ち着きました(笑)。見ようによっては杉の木立のように見えませんかねー。朽木が山中の村で杉材を産し、今も森林組合が経営する木材市場などもある所なのでそのイメージが少しでも出れば、っていう感じ。鉄骨の水平部材は、埃がたまったり 水が乗って錆びやすいかもしれないと思って、モルタルで囲いました。垂直部材とブレース材は鉄骨塗装です。エアコン室外機の位置もブレースのあるところは真ん中に配置してもらいました。
あっ、それから。小口タイル・二丁掛タイル、というタイルの基本寸法ともいえる大きさのタイルの種類・生産が、激減してるのにびっくりしました。私自身タイルの貼ることも少なくなったし、この頃多くなった輸入品タイルに浮気しているうちに、陶器の産地ごとに日本にあった中小のタイルメーカーもかなり少なくなってるみたい。
◆内装は、一つだけ遊ばさせてもらいました。玄関真正面の旧の会計出納窓口があったガラス窓を閉鎖したところを、朽木の杉を張ってもらいました。厚みも幅もマチマチの縦張りの設計。もう少し荒っぽい感じになるかなー、と思ってたんですが、節のない良材ばかりを選んでいただいたので、意外とさらっとした雰囲気になりました。
元請の大山建設㈱さん、木工事 福井工務店さん、塗装工事 ㈲大藤さん、そして写真には出てきませんが、元図面と色々と違ってて悪戦苦闘させてしまった電気設備の㈱澤井デンキさん、お世話になりました。
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