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2016年4月20日

H28 熊本の震災で思うこと

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熊本で大きな地震がありました。
通り一遍の言い方にしかならないんですが被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
さて、今回の地震で感じたことなどを。
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最初の一撃をかわすために

震度6強ですと、反対側の壁にあるTVや家具などが吹っ飛んでくるそうです。
寝てる時が一番無防備。自室の寝室を、これを機に再点検しましょう。
外だったら、落下物に注意しましょう。ビルのガラス・外壁、看板類、瓦など

ちょっと違う観点からですが、
関連MYブログ 16/04/17 地震が起こるたびに「瓦悪者説」が流布されますが
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直下型地震(活断層型地震)は、いつどこで起こるかわからない

4/18朝の読売テレビで、最近は嫌いになりかけている辛坊さんが、

秀吉の伏見城が潰れた慶長大地震ですが、この地震の4日前には現在の愛媛で中央構造線を震源とする慶長伊予地震が、また前日には現在の大分・別府湾口付近で別府湾-日出生断層帯の東部を震源とする慶長豊後地震(共にM7.0と推定)が発生しており、双方の地震による誘発地震の可能性が指摘されている(以上WIKIより)

なんてことをネタに、妙な危機を煽る言い方してました。
それにしたところで、数万年、数百万年 or more の地殻変動を繰り返している中で、
たまたま400年前に起こって、日本人の歴史の中で一度だけ記録に止められている出来事、
というだけのこと。

活断層型の地震は、いつどこでおこるかわからない、
専門家の集団の気象庁さんも言っておられました。
それが、現在の知見で、専門家として真っ当な答えなのです。

関連MYブログ 07/07/17 きのう地震があったので(活断層と地震)
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今の建築法体系では、震度6強以上の地震が立て続けに起こるのは「想定外」

昨日(4/19)も学者さんがNHKでしゃべっておられたみたいですが、
現在の建築基準法の基本となっている新耐震基準(H56、1981)
を少し、荒っぽいかもしれませんが手短に解説。

建物を支えている構造体が、
大地震(だいたい震度5以下)が来ても壊れない、
修復せずに使用し続けて問題ない。(1次設計)
大地震の震源地に近い過酷な地震(震度6強・震度7)が来ても、
部分的に壊れても倒壊することはない。(2次設計)
「倒壊しない」とは、傾いたりゆがんだりして壊れても、
全ての階の空間(人の避難行動が建築構造体的に可能な高さ)
は最低限確保されている状態。
ということを、最低限の目標基準として法体系が組み立てられています。

ですから、今回の熊本の地震のように、
震度6強以上の地震が、修復や再築ができる期間がなく、
ほんの2,3日で、立て続けに起こるということは「想定外」なのです。
部分的に壊れた建物に同じような巨大な地震負荷がかかれば、
他の耐震要素に負担が集中してしまい、倒壊に至る、ということになってしまいます。
S56以降、強化整備された法体系の下で建てられた建物さえそういうこと。
それ以前の建物は・・・。ということになります。

それでも、安全にということであれば、
それに近い建築技術はいまのところ「免震構造」しかないなー、という感じです。

しかし、こんなことをいまさら言っても、
地震予知もできないのに、「想定外」を繰り返す、御用地震学者や、
原子炉をメルトダウンする可能性のある津波の高さが
想定されていたにもかかわらず、「想定外」を繰り返した、
勝俣元社長を長とし未だにその組織のヒエラルキーが変わらない東電や
その言いなりの御用学者達の、
あとからの「真っ当な建築学者」の「想定外」という意見を、
庶民は素直に聞けるだろうか?とも思ってしまいます。

関連MYブログ 04/10/30 地震と建築構造法規は追いかけっこ
関連MYブログ 15/01/17 阪神淡路大震災から20年目の朝ということで

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