ホーム » 建築探訪へのいざない- 一級建築士 本田明のブログ

神戸、北野町界隈の安藤忠雄氏の建物群

新建築の住吉の長屋に感動し、
自前で買ったはじめての一眼レフで、
北野町界隈のローズガーデン・北野アレイ・リンズギャラリーなどを、
DCブランドの服には目もくれず、一人でうろうろ建築の写真を撮っていた私としては、
この前、十数年ぶりに訪れたそこは、さみしい限りでした。

ある建物は閉鎖され、
またある建物には、カラオケのネオンサインや、コンビニの電照看板が。
その建物群は、
KENZOやKOSHINO JUNKOなどという、
当時の消費行動の先端となった個店ブランドショップという商業形式が、商品の力が弱くなったこと、
アウトレットモールなどの大規模商業施設へ消費行動が変化してしまったこと、
その二つの影響をもろにうけた、ヌケガラの群れでした。

浜野商品研究所さん、
商業は流行の流れに乗ってどこかでまた活動すればいいのかもしれませんが、
建物はそういうわけにはいきません。
しかし、あの建物たちは、この冬の時代を通り越し、地元に密着した施設として
もう少し長生きしてもらいたい。
上質な建物は、用途が変わったとて、上質であることには変わりがありませんから。

註)
ハイソサエティな雰囲気のある土地柄+DCブランドの個別専門店+有能な建築家のSHOP設計、
という三位一体が、
建設当時の浜野商品研究所という企画会社の服飾品販売のコンセプトでした。
そして、この時代の辺りから、
建築家が万能ではなく、建築プロデュース・建築の企画ということが、
もう一つ別の職種のジャンルとして、専門家や発注者の間で認識され始めたようなきがします。
(09/07/18加筆修正)
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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。   また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。

☆☆ とりあえず、ハウスメーカーを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか ☆☆





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