ホーム » 建築探訪へのいざない- 一級建築士 本田明のブログ

若狭熊川宿-吉田桂二(2000/11 訪れて)

近年、若狭から京都へ至る通称「鯖街道」の重要な宿場町の建築物群であるとして、
伝統的建造物保存地区に指定されてから、周辺の景観整備も進み始めている。
既存の歴史的ストックと多少のお化粧直しを、ちゃんとすれば、
高度成長経済に置いてけぼりを食った地域のちょっとした町は、
どの町でも、ある程度見られるストリートを作れるような気がします。
景観整備に、プロデューサー的立場で東京芸大の吉田桂二氏が関わっておられるよう。
地域にそんなに名産品が多くないため、氏の民家のスケッチを絵葉書でお土産にしてある
地域振興のため、ひと肌もふた肌も脱いでおられる様子。
隣接する「道の駅」の瓦屋根の集合する建物群も、高水準。
とくに大きな丸太で構成された道の駅のサイン看板は、
自動車からの視認性を意識して、古い時代にはありえようもない大きな工作物ですが、
「さもありなん」という風情を出していて秀逸です。
吉田氏の設計で宿場の町並みと現代生活とを両立させる試みがなされた住宅もあります。

 

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