古建築への誤解?no3
東大寺で聖武天皇1250年御遠忌法要、の記事で少し横道ですが感じるものがあります。
古い建物は、立派である?そんなことはありません。
ちょっと考えれば誰でもわかることなのですが
現存する古い建物というのは、
その当時の、その建物の建築主が差配できる知力と労働力と財力
それを見事に結集できた建物だけが
時の流れに押し流されず、今に残っているだけのことです。
例えば、この東大寺の建築主。
大仏は奈良時代のものですが、大仏殿は江戸時代に再建されたものです。
大仏殿は、何度か火災などの災害を受け、
一時は鎌倉の大仏のように雨ざらしになっていた時期もあります。
しかし、その度に再建されました。
東大寺を管理する教団は、当時も今もその建築主としての力を持ち続けているからです。
鎌倉の大仏も建立当時は、大仏殿の中に納められていました。
しかし、災害の後、再び建設されることはなく現在に至っています。
鎌倉の大仏を管理する教団が、
鎌倉幕府の弱体化と運命を共にした結果がその差に現れているのだと思います。
200年後には、現代建築のどの建築物が、歴史的建造物となっているのでしょうか?
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