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2006年5月3日

古い建物は、立派である?

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古い建物は、立派である そんなことはありません。

その当時の、その建物の建築主が差配できる知力と労働力と財力
それを見事に結集できた建物だけが
時の流れに押し流されず、今に残っているだけのことです。
200年後には、現代建築のどの建築物が、
歴史的建造物となっているのでしょうか?

古い町並みも同じです。何百何千の町から、良いものだけが残っているだけのことです。
アパートでも、千里ニュータウンは、誰も残せとは言わないでしょうが、
青山同潤会アパートはそれよりもっと古いのに、保存問題が話題になっていました。
(現在、デベロッパー森ビル+設計安藤忠雄で、表参道ヒルズに衣替えしました)

もう一つ、景観のことで。(日本でも外国でも、昔のきれいな町並みのことで)
永六輔さんの「無名人名語録」の中に次のような文がありました。

一里四方のものを喰ってりゃいいんです。
遠くから運んでくるものを喰うようになってからですよ、
喰いものが安心できなくなったのは。

過去の「良い」(ここにも多くの論点はあるとは思いますが)
景観を構成する町並みの素材や作り手は、全て近場で調達されていて、
それが調和をもたらしている大きな要素かな、と思います。
その意味で、作り手として現場(見えるもの、見えないものを含めて)を
観察するのは非常に重要な要素だと思います。
狂牛病問題もあって、過去に読んだ本の一節を読み返してみました。
この文は、現代文明の良さが、同時にひずみにもなっているということを、
端的に手触りの感覚で表していて、とても感銘を受けた一文です。

永六輔さんの「無名人名語録」のとあるブックレビュー

(H14.2.24)(H18.5.3加筆)

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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ低環境負荷の選択であり、かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域経済への貢献でもあります。また、地元で長く仕事を続けているということこそが品質をおろそかにしなかった証左なのです。

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