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2016年5月5日
グレーチングの裏表
ちょっと用があって休日の市役所支所へ訪問。
写真は、マキノ支所前の駐車場の真ん中にある排水溝のグレーチング。
一番手前はまともですが、その次から数枚 裏表逆。
「構造力学」のお勉強というほどでもないのですが、グレーチングにも裏表があります。
グレーチングのI型のバーは、溝巾を跨ぐスパンの梁ということになります。
その梁の面外座屈を防ぐために、排水溝と平行に小さなバーが付いています。
ですから、そのバーは上端でなければなりません。
このままにしておくと、重い車が通った場合曲がってしまいます。
以前のマキノ町役場なら
土木系の方もおられてすぐ間違いに気づき直されたのでは、とも思うのですが、
最近は一般事務職の人だけ。気づかないんだろーなー、と思う。
ちょっと直してみようかと思ったけど、
もう歪んでるのか、道具がないと動きそうにありませんでした。
この間違い、チョクチョク見かけるので、ブログに書いてみました。
◎面外座屈-作用応力方向に変形しないで、作用応力方向以外の方向に座屈変形すること。
と書いても何だか訳わからないと思うのですが、いい解説のリンク先が見つかりません。