国宝姫路城
3月に行った家族旅行で、姫路城も廻りました。
昔に行った時は、天守閣は見えているわりに、そんなに広くない道をくねくねと曲がって
たどり着きにくかったように記憶しているのですが、
現在は、前面になる道路も広く拡張され、土産物屋さんも新築、
きれいな木造の床板と欄干の入口の大きな橋が出来ていました。
世界遺産にも登録された効果でしょうか、かなり周辺整備が行き届いたようです。
天守閣が国宝なのは4つだけです。
長野(松本城天守、乾小天守)、愛知(犬山城天守)、滋賀(彦根城天守)、
兵庫(姫路城大天守、西小天守、乾小天守、東小天守)です。その中で、
最も多くの建造物が保存され、見た目にもすばらしいのは、やはり姫路城だと思います。
建築に興味のある方は、姫路城城郭研究室に詳しいことが沢山載ってるようです。
入場券を買うまだ手前の右側の広場には、
昭和の大修理で発掘された礎石が、天守閣の平面に合わせて配置してある広場があります。
大きな建物のように見えますが、意外と小さい場所に立っていることが実感できると思います。
もう一つ入場券を買う手前に、昭和の大修理で使えなくなった大きな柱や梁が、
入場する順路に背を向けて建っている細長い建物の中に展示され、
誰でも見られるようになっています。
組み上がる前のほぞ穴や継手・仕口も確認でき、面白い展示物だと思います。
両方とも観覧の順路から少しずれた所にあり、かつ無料の所でもあるせいか、
来観者に比べ、見る人が極端に少なかったように感じたのでここに書いてみました。
最後に、滋賀県では、今「国宝・彦根城築城400年祭」を開催いしています。そちらもよろしく。
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