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2007年4月17日
代替品のない材料・焼杉板
春になり、工事を始めた物件もそろそろ形になりかけてきました。
ローコストワンルームのセカンドハウス。
大きな庇はテーブルを囲んでバーベキューが出来る、8帖位の屋外テラスです。
私のローコストの定番、焼杉板張りの外壁。
材料が2000円/㎡を切り、張り手間も2000円/㎡はいらない。
4000円/㎡を切るコストの安さ、それでいて本物の杉という材料。
風合いもあり、機能的にも湿気を通すので内部結露などというトラブルもない。
日本の山にはえていた物でもあるし環境的にも負荷が少ないはず。
耐久性はというと、我が家がこれを張ったのがS57で25年前。(下の写真)
「紺屋の白袴」ノーメンテナスですが、上の炭の層ははがれて少しみすぼらしくはなっている
ものの、雨漏りなどの大きな事故は今のところない。
私にとって「余人物を持って替えがたい」材料の一つです。
現場でN大工さんが、釘の頭を、黒のスプレーで塗ったのを乾かしていた。
「メッキの色やと目ぇー剥きますやろ。(黒い板にシルバーの釘頭が見えると目立ちすぎる)
専用の釘あるんやけどめっちゃ高い(釘は大工さんの手間の内)、ほんでこうしてるんですわ。」
安い材料でも、こういう気を使ってくれる大工さんの気遣いが嬉しかった。
焼杉板関連項目
MYブログ07/12/19 焼杉板の外装
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