薪という一次エネルギー源
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少し気になったので、計算してみました。
薪と日本の森林という壮大なレベルの話なのですが。
話を単純化するために、日本で成長する木を全て燃料にするとします。
(これ多分、杉・桧・カラマツなどの建築用材の統計だとは思うのですが)
によると、木材の成長量は8000万m3/年
現在の日本の蓄積量が44.32億m3
一方、家庭で使う化石燃料はというと、
によると、総消費量年間40GJの内25GJ、とのこと。
薪という燃料は、4000cal/kg とのこと。
今の家庭一年間で使う化石燃料を薪に全て変えるとすると、
25000000kJ / 4.184 kj/kcal / 4000cal/kg = 1494kg
約年間1.5tの薪が必要ということになる。
日本の世帯数が5000万とすると、年間家庭用の燃料だけで、7470万トンの薪が必要。
そこで、先ほどの、林野庁の数字と比較すると、
8000万m3 × 0.6(’木材の比重)=4800万t
日本の木材の年間成長量は、日本の家庭の年間化石エネルギー使用量の 64% ほどしかなく、
もし、そのまま使い続ければ、
4~50年で日本の山が、家庭用の化石燃料代替分で全部ハゲ山になる計算になります。
現在のように少数の方が趣味的に薪ストーブを使ったり、
伐採木・間伐材をボイラーやバイオマス発電に使うというのは、
基本的に山を整備しながらボチボチ、
という程度のことで、主流となるエネルギーの代替とはならない。
やっぱり、一次エネルギー ミックス ということを考えなけれなならないのでしょう。
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