曇り空と障子
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マキノ町知内、びわ湖岸のケヤキの新芽。
驟雨の曇天と穏やかな湖面。湖と空の境界線もわかりません。
こういう空を見ると、遠い昔の学生時代
環境工学の先生が、
完全拡散面(どの方向から見ても輝度が一様となる面・照明理論上の用語)
を解説するのに、「明るい曇った空」をイメージしてください。
と解説したのを思い出す。
環境工学自体は、温度・明るさ・音などを、定量的に扱い、何だか数字ばかりを追っていて、
とても退屈な授業だったのだがその解説だけが、何だか詩的に思えて印象に残っている。
その完全拡散面、和室の障子にも通じる。
真っ白な、明るい曇り空のような光の状態。
面として一様に光っているので、影ができません。
完全に光の方向が拡散している、そんな光の状態。
太陽という点の光源を、深い軒先と障子という二つのフィルターを通すことによって、
障子自体が、完全拡散面に近い光を作り出す。
まぶしくない柔らかな横からの光り、
和室の室内を和室足らしめる大きなエッセンスの一つです。
お茶室では、小さな窓がたくさん切ってあったりします。
あれらは、茶事を行う時に、柔らかなスポットライトになるように考えられているようですが、
茶道の嗜みがなく、いつも部屋を見学して通り抜けているだけの私は、
そこまでの、その奥深さはわかりません。
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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。 また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。
☆☆ とりあえず、ハウスメーカーを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか ☆☆
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