彦根、井伊家御書院棟解体修理見学
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この前の土曜日は、木考塾の講習会で、彦根、井伊家御書院棟(楽々園)解体修理見学。
その新たに修理して入れられた材は、その年号が焼印で押されている。
何層も塗り重ねられた土壁。
何度もペンキを塗り重ねられた西洋の古い建物と同じだな、と思った。
柱の根継ぎの仕口。丁寧で継いだことがほとんど見えないようによく考えられている。
ただ、継がれている箇所が、足固めの直上部分。
ラーメン構造の応力から考えると、水平時に一番モーメントが大きな箇所なのに、
どうなのだろうか?と思ってしまった。
コケラ葺きの仕事の断面模型。数枚ごとに入っている銅板は、
その酸化によってコケなどの有機物の発生を抑止する効果があるとの事。
水切りの意味はないなー、と思いながら説明を聞いて納得。
サワラ(杉に似たような樹種)を柾割にしたコケラ葺きの優美な曲線。
(先端の板は、養生らしい)
舞台芸術の杮落し(コケラオトシ)という言葉のいわれは、
このような屋根ではぎれの「コケラ」を最後にきれいに掃除して、(屋根から落として)
新築のお披露目をすることからきた言葉。
ケラバという言葉も、この屋根仕上げの小口、「ケラ」+「端(ハシ)」から来ていると思う。
建物の見学を終えて、最後に玄宮園のお庭を見学。
天守閣が庭越しにきれいに見えました。
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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。 また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。
☆☆ とりあえず、ハウスメーカーを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか ☆☆
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