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2010年10月2日

中勢森林組合へ見学旅行02(杉の天然乾燥材)

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09/09/28は、三重県の中勢森林組合へ見学会に行って来ました。
高島木の家づくりネットワークの研修見学会です。

谷筋を挟んで、枝打ちをちゃんとされているきれいな山とそうでない山があリました。
と、思って写真を撮ったのですが、この辺りでは幼齢木以外はあまり枝打ちはしない。
自然落枝によってこのようになっているという説明がなされて、私の頭の中は??
100928chuse5.JPG 100928chuse6.JPG

林齢の若い山の切捨て間伐の状況。
腐るにまかされた木を見ると「もったいない」という気がいつもするのですが、
搬出してもその費用が出ない細い丸太は現在はこのような状況となることがほとんどです。
100928chuse7.JPG

これが、今回の見学のメイン。天然乾燥の杉材の伐採状況です。
100928chuse9.JPG
杉の皮がむかれているのは、
①皮自体に価値があり、商品として流通しているとのこと。
②山で葉枯らし乾燥をする際、乾燥が速まる。
③山で葉枯らし乾燥をする際、その期間に害虫の被害を受けにくくなる。
とのこと。
①については、山間部を通っていると、多くの製材工場や素材屋などが散在していたりして、
昔から林産品の流通も含めたの綜合的な林業の伝統がある地域ならではのことだと
思ってしまいました。

皮は、このようにきれいにはがされて整頓されていました。
このような作業をする技術自体にも、
昔からの伝統ある産業としての林業が受け継がれている地域だと思いました。
100928chuse10.JPG

伐採状況です。
みかんの房のように切り取られた部分は、昔はくざびを打ち込んで木を切り倒したのだが、
最近は、高齢化と安全作業を配慮して、その部分に小さなジャッキを入れて倒している
とのこと。このほうが、力が要らず楽なので、とのことでした。
100928chuse11.JPG
丸太の小口にはちゃんと伐採した日が8/6と書かれています。
その日付を確認しながら集材・製材の段取りを組みます。(3~6ヶ月葉枯らし乾燥期間をとる)

山から搬出する際には丸太小口の塗装や記入した文字で、
丸太一本々々の履歴をわかるようにしています。
090928chuse.JPG

天然乾燥の場所も紹介されたのですが、それは地元一番の製材工場が廃業した跡地利用。
天然乾燥するのに大規模な小屋を作るほど費用はかけられないので、
それはそれなりに良かったのかもしれませんが、
なんだか、「強者供の夢の跡」という感じで、さみしいものでした。

このようにして、天然乾燥の杉材をブランドとして丁寧に作っても、
こういう木の家づくりに欠かせないのが、建築デザイナーのようです。
ここでも、I設計室という方が設計されたものが多いようです。
これは、その方が設計された建物。モデルハウス的な用途も兼ねて建てられた、
森林組合直営のsteelというチェーンソーなどの機械を作るドイツのメーカーのショップです。
100928chuse2.JPG
小屋裏表しで杉の梁が化粧になっている店内
100928chuse1.JPG
エントランス廻り

関連MYブログなど

◎MYブログ10/09/30中勢森林組合へ見学旅行01(秋の気配)
ほんだ建築HP>一級建築士本田明のブログ>木と山と環境と

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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。   また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。

☆☆ とりあえず、ハウスメーカーを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか ☆☆
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