びわ湖ホール
少し前の話になるのですが、湖西合唱祭というイベントに娘が出演するというので、
始めて、びわ湖ホールの大ホールに入りました。
時々は、※※オペラ公演、一人2万円などと広報が入る、
私にとっては高嶺の花という感じのホールだったのですが・・・
高島市の音楽祭なのになぜ大津まで?、と疑問に思いながら出かけました。
合唱一組目の音を聞いて、その疑問が氷解しました。
とても、良く響くのです。
元の音もちゃんと聞こえて、程よい長めの残響がありました。
歌っている方々の耳にも、いつもの五倍は上手く聴こえて気持ち良かったのではないか。
合唱を趣味にしておられる方々が
「このホールで歌ってみたい。」という思いがとてもよくわかりました。
この建物は、佐藤総合計画という大きな設計事務所が、コンペで選ばれ設計した建物。
(この写真は、佐藤総合計画の作品集HPからの転載です)
大ホールに入ると一転して、木がたくさん使用され、
西洋のオペラホールを意識したようなクラシックなデザインでした。
ただ、今回の訪問でこの建物は、その表面的な建築のデザインよりも、
豊かな響きを持つホールとして、長く愛され続ける建物になるのではないだろうか、と思いました。
ただ、知合い年配の政治半可通なお年寄りによると、
関西唯一の、本格的なオペラホールを滋賀県にどうだ、ということで、
関西圏の知事の中でお人よしだった当時の滋賀県知事が
儲かりもない(ホール経営的に難しい)が、
建設費が莫大にかかる特殊なホールの建設事業を請け負ってしまって、
滋賀県はせんでもいい大きな借金をしてしまったとのことです。
事実かどうかは定かではない全くの伝聞です。
ただ、昨年に
びわ湖ホールの運営費削減、指定管理者の危うさ鮮明に
という記事もあるように、中々大変なことは事実であるようです。
関連リンク
◎滋賀県立芸術劇場びわこホールHP
◎佐藤総合計画HP
◎佐藤総合計画 > 作品集 > ホール > 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。 また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。
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