海津町歩き01
マキノ町の海津西浜知内が、重要文化的景観の選定を受けたことから、
この町をもう一度見直そうという動きが色々あります。
そんな中で、有志により、海津町歩きが6/21に行なわれました。その時の様子などを。
私は、町の建物のまだあまり顧みられていない古い造形物などを採取してみました。
海津の街中の道を歩いていると、
その真正面の山ふもとにある称名寺の本堂の瓦屋根が見えます。
正面向拝(こうはい)の柱に付く、象鼻(ぞうばな)と呼ばれる彫り物。
京都の古刹の写真と言っても疑わないくらいの迫力ある彫り物です。
正面向拝の庇桁の蛙又(かえるまた)という部材の竜の彫り物。
この部分にこのような彫り物はあるのは珍しいと思う。
鬼瓦には、菊菱の家紋のような造形が見られる。
懸魚(げぎょ)[破風板(はふいた)の交わった下の部分の造形物]
の唐草模様もかなり手の込んだ彫り物になっている。
現在無住でかなり荒れ果てているお寺ですが、建物の場所、彫り物などから見ると、
昔は海津でも相当格の高いお寺であったのではないかと想像されます。
今後、何回かに分けて写真をUPします。
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