慈照寺 銀閣寺 は、モダン
今日の京都新聞の滋賀版の下の広告が
MIHOミュージアムの与謝蕪村展 と 県立美術館のヴォーリーズ展でした。
与謝蕪村で私の頭の中に銀閣寺のことがふと思い出されました。
銀閣寺には蕪村の襖絵があるのです。そこで今日は銀閣寺のことなどを。
多少建築を勉強した後、銀閣寺を訪れた時の違和感を思い出します。
常識的に知られている銀閣寺は、金閣寺と並んで室町時代を代表するお寺とされています。
しかし、実際に銀閣寺を訪れてみると、どうもそんな雰囲気じゃありません。
入口の背の高い刈り込み。その一点透視から、直角に折れるアプローチ、
銀沙灘(ぎんしゃだん)と呼ばれる幾何学模様の砂の庭、
向月台(こうげつだい)と呼ばれる円錐台形のオブジェ、
どれをとっても、モダンデザインの系譜の手法、何でこんなに新しいのだろうと思ってしまいました。
そしてその後、建物に入ると、襖絵は与謝蕪村と池大雅の江戸期との事。
どうもお庭も、室町というより、江戸期のそれらの人たちの系譜のデザインなのではないか
という気がしてなりません。それは、他の京都の庭とは一線を画していると思います。
建築的には銀閣と呼ばれる2層の楼閣と
書院形式の最初の建物といわれている東求堂同仁斎が有名ですが
銀閣寺で私が秀逸だと思うのは、そのモダンな庭です。
関連項目
銀閣寺(オフィシャルホームページ)の境内散策
kazu sanの百寺巡礼 銀閣寺 (私と同じ目線の写真がありました)
MYブログ(06/07/10)近代美術館でイサムノグチ展
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