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2016年4月15日

千葉県市川市保育園問題に思うこと

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弊社では、住宅・セカンドハウスを、随時ご案内(室内も)致します  ◎施工事例
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新聞記事・ネット 拾い読み

■ 都市近郊のスプロール化が固定した地域のせちがらさ

◎「約548平方メートルの土地に木造2階建ての園舎を建設する予定だった。定員108人(0~5歳児)」(朝日新聞より)

昨年高島市の保育園の調査業務をしたのですが、
町中に古くからあって一番狭いなーと感じた今津保育園で
敷地面積1949㎡ 延べ面積879㎡ で定員90人
マキノ西で(これで市内で2番目に狭い敷地)
敷地面積2819㎡ 延べ面積792㎡ で定員90人
広いほうだと、旧小学校の移転跡地の高島保育園、
敷地面積7068㎡ 延べ面積848㎡ で定員60人(高島の場合は土地持て余してる感じ)
この計画だと、普通に想像する、園庭や遊戯室ではないだろーなー。

◎建設予定地は幅約3メートルの道路に面していた(毎日新聞より)
予定地に面する道路は狭いところで幅約3メートルで車のすれ違いはできない。(読売新聞)
3~4メートルの幅の道路に車や人が増えることが反対の理由(朝日新聞)

道路幅4mを切る道路に接してこのような大きな建物が建築できるのだろうかが疑問。一つの路地状の道路の、保育園予定地までの部分については4mが確保されていて、その延長で4mの道路幅を切る部分があったのだろうかと推測する。建築都市計画関係の法律で道路幅の4mという数字、かなりキーポイントです。
それにしても、3~4mの道路幅に接してそれなりに大きな建物を作らなければならない「都市近郊」というもののせちがらさを感じる。そして、そのことが住民の方からすると「無理筋」に見えているのも、少しはわかる気がする。

◎ここは(菅野、真間、八幡)千葉県内の数少ない私立小学校が3校もあるくらいの高級住宅街です(ネットより)
あの地区はなぁって思うよね、せめて、八幡や鬼越、国府台あたりに作れば問題なかったと思うよ。何も敢えてあんなところにって東京では松濤地区みたいなところよ (ネットより)

3m幅しかない道が点在する「高級住宅地」ってどうなんだろう?
「保育園の周囲の家は、地価下がるんです」などという、さもしいやからもいるらしい。でも、それて都市近郊なら何百万も変わると言われると、庶民の心はぐらつく。色んなことが、土地の異常な高値から派生している、と思う。

■ 住民の意見の取り上げ方がおかしい

◎予定地周辺の住民からは「市や事業者は建設ありきだった」(毎日新聞)
「住民に相談なく保育園設置が決まっており、市の対応に不満がある」 ( huffingtonpost )

そりゃ当たり前です。法的に保育園が建設可能な土地探しから始まり、賃貸になるか売買になるかは事情によりますが、土地の権利関係を確定してからでないと、事業計画は進みません。その時点で、「建設ありき」は当然のことです。新聞で、そのことが悪いように思っている住民の声を、さも常識的な意見のように書かれているのは、私は納得できません。土地を取得する前から、周辺の住民の方に保育園を建てる同意を得る、などということはありえない。そんなことがあれば、それは、土地(保育園用地)の所有権を近隣の方が侵害していることになると思います。

◎反対の署名をした近くの女性は「看板設置前に何の説明もなく唐突だった。」(読売新聞)

これも、当たり前だと思うけどなー。そこそこ許認可関係を行政と協議を済ませ合法な建築が出来るという時点で、一番最初に看板を立てて告知し、そのあと「あの看板の立てた土地に・・・」ということで、住民の方への説明会という段取りになるのが普通の手順だとおもう。

◎3~4メートルの幅の道路に車や人が増えることが反対の理由 (朝日新聞)
この狭くて車がガンガン通る道に保育園は、危ないでしょっていう反対が なぜか子供の声が騒音の為反対ってなってて、非常に納得がいかないわけですが (ネットより)
恐らく計画建てた方は昼間に現地を訪れたのだと思います。市川市内の路地を猛スピードで駆け抜ける車は朝に集中、保育所が開く時間と重なるのです。そこから予想されるのは、わかりますよね?住民のほとんどの方はそこを危惧されたと思われます。 (ネットより)

一部道路幅が3mなら、車の履行もできません。一方通行の規制がある道路なのでしょうか?そのような道路を、車がガンガン通れるのでしょうか? 私には考えにくい状況です。
猛スピードで走る車の不法行為のほうを何とかしようという方向にはならなかったのでしょうか?
これって、本当に建設計画をご破算にできる「正当な」理由だとはとても考えにくい。それを、市や保育園事業者側とその道路に接する住民で、どういう風な利用方法を考えるか、っていうのが、「共に住むモラル」の醸成につながるのではないかと思います。

◎その上で「社会福祉法人は、防音壁を設置する予定でした。住民説明会で二重窓にするなどの提案もしていましたが、聞き入れてもらえませんでした」と、近隣住民の理解を得られなかったことを明かした。 ( huffingtonpost )

防音壁ってどんなもんなのだろう。刑務所の塀の中のような保育園ができたのだろうか?

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先に住んでいる方が、なぜ後から住む(保育園を作る)方を規制するのか?法律は、法の上ではあくまで平等でなければならないのに、行政にしても、住民にしても、どうも先に住んだほうが「勝ち」みたいなところから話が始まる。それって色んな場面でささやかれる「既得権益」っていうやつと同じなんですよね。
建設告知の看板を出したという時点で、基本的には、事業者側は土地利用関係の法律条例に関しては、適法な建築物を建てる計画が可能であったということ。(実際は市や建築確認で適法状態の判断の相違などにより多少の協議による変更はある) 適法であるその計画をつぶした当事者は、法の下に平等であるということからすると、基本的には、土地の取得にかかった費用や、(土地賃貸契約だった場合はその解消による遺失利益)を民事にて損害賠償請求されても仕方がないと思う。

「土地」という「人」が創りだすことの出来ないものの「所有権」というのは、「土地の専有」という定義に、自ずから、かなりの制約があって当然ではないか。現在でも、「土地」という不動産は当然のことながら様々な規制(建築・都市計画・宅造 etc)がかかっています。しかし、都市や町と呼ばれる空間においては、それ以上に「共にそこで生きるモラル」みたいなものは、やはり必要だろうと、思います。元々、土地というのはお天道さまから借りている、それを法律化したような、国家から何十年契約で賃借する、使えなくなったらあっさりお返しするという感じのもの、持ってるだけということを困難にする法的手法、そんな位置付けのほうが、何だか合理的なような気がしています。新しい道の一角だけがいつまでも完成せず道の機能をしていない所を、見るたびに似たような感想を持ちます。

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