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2010年2月7日

ALC版の劣化診断

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とある公共施設の改修工事の方針を立てるような業務をしている。
S51建築の小規模な体育館のような建物。
外壁がALC版t=100、リシン吹き付け仕上げ。
季節風に長年さらされた西面・北面の外壁は相当にひどい感じ、ひび割れも散見される。
自分では中々判断がつけ難いので、
どうしようと考えてとりあえず、クリオンという会社に連絡をとっだ。

メーカーが、診断に来てくれるという。
当日、お会いして名刺を見ると、リフレッシュ事業部
なるほど、最近はこんな仕事も多いのだと、会社の部署名を見て思ってしまいました。
調査診断を終わった後で聞いて見ると、
ALC版という商品が世に出て40年。
最近の使い道は、
中小ビル外装は減っているのだが、超高層マンションなどには多く使われている。
最盛期は、40万m3(ALC100換算でいうと400万㎡)出荷されていたのが、
現在では、18万m3(ALC100換算でいうと180万㎡)約1/3にまで減少しているという。
会社も統合されて少なくなったことは知っていたが
大きな工場もいくつかは閉鎖され、何だか、どこもかしこも建設不況なんだな、と思ってしまいました。
そして、3~40年もたつと、補修の相談などが沢山出てきて、
調査に来られた方も、数年前からこの部署でお仕事をされているとのこと。
世の中が変われば、大きな会社ほどそのする仕事がダイナミックに変わっていかないと、
存続できないものなのだと、改めて思ってしまいました。

さて、ALCの調査・診断

私は、ひび割れなどが多いところは、張り替えなくてはいけないのかと危惧していたのですが、
表裏に貫通しているようなものがない限りは、補修で対応が可能とのこと、
34年間、一度も塗り替えられていない外装塗料は、殆ど防水が利いていない。
西面窓下などは真っ黒になっていて、良く見ると亀甲状のひび割れが見られる。
100207hibi1.jpg
他にも、端部などに沢山のひび割れが見られる。
100207hibi2.jpg
亀甲状の細かなひび割れには、表面から強化液の浸透させるような形で補修するのだという。
大きなひび割れや欠損は、部分的に切除して、ALCと似たような組成の材料で埋め戻す、
その際に鉄筋の腐食などが見られたら、防錆処置を施す、
コーキングは劣化しているので、ほぼ全て撤去して打ち直し、
大体、そのような手順で、本体を補修した後に、
新築と同じようにシーラー処理、塗装という手順になる。

版の縦目地に沿ってひび割れが発生している。
100207hibi3.jpg
これは、旧工法(挿入筋工法)で目地にモルタルを詰められた工法では、
地震や風などの横方向の変形を受けたときに、その変形に追従できずに出来るひび割れだという。
以前、小学校の体育館の妻面のALC版も同じようなひび割れが生じていて、
当時はVカットシーリングで補修したことはしたのだが、その原因は知らなかった。
やはり、専門で回っている方の知識は、納得できるものが多い。

ひび割れや浮きの診断は、写真のような道具を使う。
100207hibi4.jpg
これで、叩いたり、
表面をコロコロと転がしたりして(先端の球状の部分が回転する様になっている)
音を聞いて確かめるのだという。
確かに、浮いている所と正常なところでは音の響きが違う。

また、北面や西面は雨による劣化が多いのは当然として、
南面は、正常そうに見えていても、
太陽光の紫外線による塗料の劣化が激しいのでそれも注意しなければならないとのこと。

今日は、中々いい勉強会になったと思ってしまいました。

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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。   また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。

☆☆ とりあえず、ハウスメーカーを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか ☆☆

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