商売止めなハレ、と言ったデザイン屋さんの自慢話などを一つ
「店舗デザインは、とにかく流行(ハヤ)らへんとダメなんですよ」
そんな切り出しから始まった、おしゃべりな好きの店舗デザイン屋さんの話などを
流行らないと、看板が小さいとか、店構えが目立ちにくいとか、
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、の伝で何だかんだと難癖が付けられるもンです。
昔、知り合いのツテから喫茶店のデザインの依頼を受けたことがあるんですが。
そこは、6階建で上がオーナーの住居、
その1階をオーナーがバイトの女性2人使って喫茶店を営んでいたんです。
(客席数×客単価)、そしてその回転率を考えると、満杯でも大した商売にはなりそうにない、
聞いて見ると、
オーナーはタダ働き、ウェイトレスの給料を払うと仕入代金が出ない月もあるとのこと、
「何とか、流行るデザインお願いします。」と話を聞いて帰りました。
とりあえず、一月程時間を置いて、再度お伺いしました。
「良いの出来ましたか?」 との問いに
「ご主人、商売止めなハレ。止めて人に貸さハッタら良ろし」 と答えました。
数ヵ月後、そのご主人さんが、饅頭もって会社まで来(キ)やはりました。
「ホンマにええこと、言(ユ)うてくれはった。よぉう 考えて止めました。
今は、物販の店に貸してます。
前は忙しい目ェしてもお金が入らへんかったのに、今は休んでいても月々家賃が入る
本当にありがとうございました」
と、お礼に来(キ)やハッタよ。
大阪という町で、長年「デザイン事務所」という名前を掲げて仕事されている方は、
デザイン以外の多方面にも、ちゃんと目配りをされているものだ、と納得してしまいました。
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完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。 また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。
☆☆ とりあえず、ハウスメーカーを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか ☆☆