公共施設は長持ちで壊れないように(マキノ駅前トイレ03)
公共施設は、蹴っても叩いても壊れない、そして経年変化も少ない、そんなヘビーデューティーな仕様で、というのがいつも考えること。公共トイレなど、あまり建った後の建物本体の維持管理などは顧みられないことが多そうな建物では特に。
地上2mくらいまでは、鉄筋コンクリート、外側はタイル、内側は巾木がタイルで腰が吹付、上の方は、壁天井屋根とも、外部はガルバリウム鋼板、鼻隠・破風の納まり部分もガルバリウム鋼板で包んでる。鋼板なので少しペコペコはするのだが、それでも木製やケイカル素材の物よりも断然長持ちするので、最近はこんな仕様にする。
鋼板やコンクリートやタイルばっかりで、ちょっと硬すぎる感じになるので、内部の上の方の壁だけは、杉板としました。木部の塗装はそんなに長持ちしないんですが、内部なら雨露の影響もあまりなく、経年劣化も少ない部位でかつ、それがあまり気にならなさそうだから。
トイレブースもフラッシュの中身がパーチクルボードで充填され表面の化粧がメラミン、蹴っても壊れなさそうなものにしています。丁番もバネを使わずドアの重さで回転するように作られたシンプルで壊れないもの(これは最近ほとんどがそうなっていますが)。
多目的トイレの出入口もスチールの既製品もあるのですが、それを使わずオールアルミで錆びない仕様。これ框の既製型材を積み重ねてドアを構成するように作った私のオリジナル?です。
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