最近、サッシメーカーさんが熱い
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最近の住宅用サッシの断熱性能競争は熾烈な感じ。
LIXILサーモスⅡ次世代省エネルギー基準Ⅰ・Ⅱ地域以南適合 と書けば
YKKap APW330は、ある仕様の場合と限定しながらも、1.67W/㎡と熱貫流率の数字を掲げている。
どちらにしても、
一昔前の単板ガラスアルミサッシと比較すれば、3~4倍の性能UP。
サッシを全部交換するだけで、家マルごとの断熱のエネルギーロス
(正確な言葉でいうと「外皮熱損失量」)が、
ちょっと前のペアガラスでちゃんとした断熱された住宅より2~30%減る計算。
もっと昔の家だったら、とも思うのだが、サッシだけ替えても隙間だらけなら意味が無い、
それなりの色んな工事が必要となる。
ただ今のところ
LIXILさんは、アルミと樹脂複合を一押ししているが、
YKKapさんは、オール樹脂サッシを一押ししている
(オール樹脂のほうがスペックがいい、アルミと樹脂の商品系列もあるが)。
そして、値段も、だんだん手頃になって来ている。
営業マンさんに、
「YKKさん、何でオール樹脂に舵切るんですか?」って聞いたら
「一つは、国の産業政策がそうなってきていて、今までのシングルガラスのサッシみたいなものは作れなくなる時代がすぐそこに来ている。もう一つは、YKKのファスナーなどで培った合成樹脂関連の技術の素地が社内にあった、それがリクシルさんとは大きな違い」
だと、言っておられた。 そしてもう一つ私が聞いたこと
「合成樹脂は劣化が心配、最近は結露結露って熱伝導率の大きいアルミは悪者のように言われがちですが、数十年前出たばかりのかなり重たいアルミサッシでも、戸車やクレセント部分さえ直せばまだまだしっかりしている、錆びないアルミという素材の耐久性には素晴らしい物があると思うのです。それに比べ数年で硬化しパリパリになる合成樹脂は不安なんですが」
と質問したら
「パリパリになるのはポリプロピレン?などの素材。樹脂サッシに使われている素材は塩ビ系(PVC?)で耐候性も高い、そして外国の樹脂サッシなどが数年経って色が白茶けた風に変色してしまうことがよくあるのですが、YKKでは今まで先ほど言ったファスナーなどで培ってきた技術で、表面のコーティングを施し、色の経年変化もないようにしました。」
との、お答え。
ただ、やはり金属に比べるとなんですが、
ヒトが作り出した合成樹脂という素材の信頼性(耐久性)は低いと思う。
◎合成樹脂の劣化(ネットで検索できた論文)
スペックだけ見れば、オール樹脂サッシに軍配が上がるのだが、
アルミ樹脂複合(外側がアルミ・内側が樹脂)というもの捨てきれない。
夢の燃えない新建材と謳われたアスベストや、
接着剤などに含まれる物質によるシックハウスなど、
新素材で何度もひどい目にあっている建築業界。
その端くれに巣食う私としては、どうも新しいことに臆病である。
合成樹脂(PVC)が、新素材というのはオカシイのかも知れないが、
新しい利用方法ではある。
今度、新築の物件の依頼があったらどうしようか、と思う今日このごろである。
◎APW330 – YKK ap
◎サーモスⅡ – LIXIL
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