国連本部ビルとゲルニカのタペストリー
近頃、時節柄国連本部がよくTVに映る。
アレはコルビジェ(建築を志す人は必ず知っている建築家)の作品。
そして、政府の高官がインタビューを受けている後ろには、
ちらちらと、モノクロームのピカソのゲルニカの壁画が見え隠れする。
あの絵を見て、みんなが「正しい」決断をしてくれればと願う。
それは「正義」の名の下の行動ではなく、
対立する全ての人々の最大が平穏無事な生活を送るための手法であるべき。
建築より絵画の方が世界に対する波及効果は大きいのかもしれない。
建物で、あのメッセージは伝えられない。
追記09/04/25
このブログは、イラクの占領統治移行時期に書かれたものです。
このページにリンクを付けるのに少し調べてみたら、
ニューヨーク国連本部、安全保障理事会ロビーにあるゲルニカは、
タペストリーで、かつモノクロームではなくカラーだそうです。
人間というのは思いこみでという色眼鏡で、世界を見ているようで、
自分の中の建築的常識と美術的常識で
大きい壁面を占めているからタイルの壁画、原画がモノクロだからニューヨークのそれもモノクロ
だと思い込んでいました。
関連リンク コバヤシ建築HP>広報コバヤシ03/03/18ゲルニカが隠蔽される
このコラムは、イラク開戦時のもの。
建築や美術に関わる者は、似たような視点を持っていると改めて思ってしまいました。
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