マキノの山腹の杉の植林がひどい
以前にも同じことを書いたのですが、マキノの山腹の杉の植林がひどい。
先日の地元の山、大谷山案内板設置山登りでのちょっとさみしい風景。
歩きで2時間以上も登った山の中にも(中腹より上)杉林があります。
植林されたものの、その後の手入れはほとんどされていない様子。
・根元は曲がったまま(建築用材としての価値¥0?)
1本づつ「木起こし」をしなければ建築用材として用いることが出来るよう真直ぐ育たない。
石黒の昔のくらし>四季の農作業>杉の枝打ちと木起こし
・枝打ちもされずに低い所は枯れ枝が散見される(死節になる)
またそれにより林床まで日光が入らずに下草が育っていない
・樹皮も獣害でめくれ放題(そのせいだと思われる立枯れや倒木状態もあった)
そして何といっても、
ここからどうやって搬出するということを考えて最初に植林したのだろうか?という疑問。
日本の林業政策の失敗が、目の前に繰り広げられた感じでした。
「森」と「盛」は、両方とも似たような語源で、「モリモリ」と力強く盛んな様子で、
人智の及ばないもの。それに対して、
「林」は、「生やす」と語源が同じで人為的に育て上げたものというニュアンスがあるそうです。
杉「林」は、常にちゃんと手入れをしないといけないようです。
関連HP&ブログ
◎08/06/18 中腹までは杉林(「分収造林」というシステムのまやかし)
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