玄関の建具は舞良戸（マイラド）にしました。お寺などでよく見かける形です。
解体する前のお家にもあったので、過去の良いデザインのものは踏襲し、
部分だけでも「家」のイメージが伝承されればと思ったからです。

その裏側は和室、どうしようかと考えた末、
舞良戸の框（カマチ－建具の外枠の部材の名前）の部分を黒塗りにして
フスマ風に仕上げることにしました。

このような凝った建具を、
建具屋さん、仏壇屋さん（黒塗りの仕事）、表具屋さん（フスマ紙張）、
全てマキノ町内の職人さんの合作で作り上げることができるのは、喜ばしい限りです。

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