一等材(節のある材料)で和風の門を作る
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今年の春、和風の門を作ることになった。
最初お客様がお持ちになった写真は、どこかの邸宅の門か?と思しき立派なもの。
とても、高価なものになりそう。似たような形ならOK、ということで、
柱はヒノキの一等材、その他が杉の一等材、
基礎のあたりも切石は使わずに、鉄筋コンクリートの基礎に
このごろ良く流通している中国産の花崗岩のタイル状のものを切って使った。
それで設計して、見積を出してみた。
諸々で、170万位(写真の敷石延べ段の部分は造園屋さんの工事)
それでOKということになってこれができました。
仕事をしてみて思ったのが、ホールダウン金物は色々と便利に使える、ということ。
昔なら、この様な四脚門の足元の部分の止め方は、色々と特殊な工夫が必要だった。
昔の数奇屋門の参考文献を見ても、これで倒れないのだろうか?とちょっと心配な感じ。
ここでは控え柱の部分まで含めて大きくべた基礎を打ち、
基礎から柱を直接止めるビス止めホールダウンとした。
構造的にはかなり安定している形になっていると思う。
最後に問題になったのが、戸締り。実はこの建物、住宅を転用したデイサービス施設。
用心の関係で、表裏共、鍵付きにして欲しい、とのお客様のご要望。
シリンダー錠は鍵の長さの関係や鍵をセットする掘り込み部分の大きさなどから、
和風の格子戸の縦框の中にうまく収まらない。
建具屋さんに色々と調べてもらった結果、昔の蔵に付ける南京錠の鎌錠を使って
うまく収めることができた。
この様な門、玄人さんから見れば、邪道なのかもしれません。
でも、出来上がったものは、お客様には好評でした。
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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。 また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。
☆☆ とりあえず、ハウスメーカーを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか ☆☆
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