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2009年11月12日

詩仙堂、何も知識がなかった30年前よりも、一層美しいと思えた

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京都での打合せが、3時頃終わった。
帰ってもまとまって仕事が出来る時間でもない。
ふと思いついて、詩仙堂に立ち寄ってみた。
ここへ前に来たのは、多分7つ離れた兄に連れられて、30年以上も昔だったと思う。
ここの庭が一番いい、と力説していたように記憶している。
夕方の雨が少し残るような暗い空だったが、紅葉がちょうど見ごろになっていた。
いや、こんな景色こそ、
妙に晴れ渡っているより余程和の庭を眺める情緒たっぷりな天気だったかもしれない。
朝には、大雨注意報が出ていた今夕だから、観光のトップシーズンにもかかわらず
人も少なく、ゆっくりと堪能できました。その堪能したスナップなどを

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下段庭から、石段越しに、主棟を見る。
サツキの刈り込みの咲く季節もいいだろうな、と思いました。
この標高だと、望楼からは、京都盆地が望めるのではないだろうか?

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アプローチ横にある、竹やぶに囲まれた茶室っぽい建物 

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散策路を覆う紅葉

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アプローチ、真正面に石垣があって          下段池の風情
そこを左に曲がって入口、
この辺りが、西洋のランドスケープの構成と、最も異なる所

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順路のたたみ廊下を一角曲がると、仏堂が正面に、
そして、もう一角曲がると、このように書院6帖越しに、主庭の視界が広がる。
西洋の建築は、垂直方向の視覚が良く考えられているが、
日本の建築は、視線が横にどんどん流れて空間が展開されていく、
というお手本のようなつくりになっている。
貴人口からは、この景色が真正面になるように作られている。
内法は、多分5尺7寸(1730)、ランマは、引き分けの紙貼り障子、
全体的に数奇屋風だが、障子の桟割が、吹寄せや縦長の割付になっていて
この部分が、全体の建物の中でも少し格式ばっている部分であることを、明示している?
天井が、ササラ天井と竿縁天井の中間のような、根太大の竿縁の上に杉板、
上部が、小屋裏物入れのようにでもなっているのか?、あまり見かけない天井構成。

091111kyo72.jpg
手前は蹲(ツクバイ)、縁側のランマ障子は、杉の丸桁に直接彫りこみでケンドン式
下は一筋鴨居で、雨戸しか入らないような構成。
そのために、6帖と8帖の境の縁側の柱は、半分外へ放り出して半柱のように納めている。
縁側、床は縁甲板、観覧のためにござが敷かれている。
天井は、化粧小舞の上、杉杢化粧野地板。

三六歌仙の間(4.5帖)の天井が、少し変わっていた、
巾の広いバナナの葉っぱのような草の葉を並べて、何か糸状のもので編んで押えている、
これもあまり見た事のない、天井仕上げ。

久しぶりに建築に、庭園に感激してしまったので、記憶と写真を元に、
平面スケッチを起こして見ました。間違っているかもしれません。
091111kyo0.jpg

関連リンク
詩仙堂オフィシャルページ
◎MYパーソナルブログ09/11/11詩仙堂再訪、紅葉がきれいでした

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