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2012年5月17日

マキノ駅前通りのケヤキ並木の新緑がきれい

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マキノ駅前通りのケヤキ並木の新緑がきれい。

(高島役人列伝04)
とかく役人さんは批判ばかりされがちで褒められることがありません。特にメディアでは。
少し、私の知っているすばらしい方々の事を書いてみたいと思います。
といっても、あまりたくさんは知りませんので、長続きはしません。

この景色を見ると思い出されることがある。
マキノ駅前の土地区画整理事業。
その真ん中を貫く緑地を含んだ道路は駅から琵琶湖まで一直線に続く。
30m巾で車のレーンが片側1車線しかない、田舎にしては贅沢な道。
杜の都仙台の定禅寺通りがそのモデルであったらしい。
その計画のマキノ町の担当者のひとりが
役場、若手のホープと目されていた親戚のOさん。
当時、建設省へ入省して元気バリバリだった年の離れた私の兄とは、
彼が東京から帰る度に、いろんな話をしていた。
まだ若かった私は、
当時田中角栄の列島改造論と、湖西線が通るということで、
田んぼとその中に不動産屋の買い占めた荒地が点在するその地域に、
道を作り、住宅街区を形成する計画を、絵空事のように感じながら、
時々、二人の熱の入った話を横で聞いていた。

贅沢に公共用地を取るということは、当然元所有者の土地が小さくなる。
その割合のことを減歩率(ゲンブリツ)、と確か言ったと思うのだが、
その減歩率が大きい計画は、
地元の町民の方には事情を説明して理解をいただけても、
海千山千の不動産屋さんなどには中々交渉が困難だったらしい。
「理想の計画があっても、それを現実に実行セナ、計画なんて意味ない。
その計画を現実にするために、泥臭い仕事をコツコツ進めるのがわしの仕事や。」
と言って、Oさんは地権者回りのような地道な仕事に取り組んでおられたようだ。
その件で町に対して訴訟も起こされたとも聞いた。

最近、この地域を見ると当時の鳥瞰パースと似てくるほどに街区が建物で埋まってきた。
ただ、Oさんが描いていた駅前の町民ホール用地は、その後市に合併となり、
計画もなくなり今も空き地で残っている。

最近、Oさんにコメリで会った。
年老いて背中の曲がった母親と二人で、肥料や種などを相談しながら買っていたよう。
昨年(一昨年?)、市を退職されて数ヶ月たったとき、
私は、
「そこそこなとこまで行かはったから、又何か、いい再就職口があるでしょう?」
と聞くと
「もう何もせん。携帯電話持ってるけど、最近は、一本も鳴らんようになったヮ。ほんまに気ィが楽や。」
と、笑って答えた。
その後、集落の農業組織の手伝いだけはしていると聞いた。
ずっと仕事で、母の面倒もほとんどみれなかったであろうOさん。
10代前半で父親を亡くし、女手一つで育ててくれた彼の母親。
コメリでその姿を見て、退職後はこんなことがしたかったんだ、
と、その姿がほほえましく思えた。

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12/05/17 マキノ駅前通りのケヤキ並木の新緑がきれい(高島役人列伝04)
13/03/31 新旭の信和精工と湖西線の間の道が、いつの間にか開通していた(高島役人列伝05)

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