失われた風景の最後の砦が又一つなくなるのかなー
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高島市の平成22年度建設工事発注予定表というのが発表されています。
その24号に、唐竹川河川改修工事というのがありました。
地元の農業者さんの積年の願いもあるのでしょうが、私は何だか複雑な気持ちです。
マキノの秋の観光シーズン用のこんなポスターが以前にありました。
この写真の風景が、現在の唐竹川の景色です。
それは、圃場整備という農業土木開発事業が施工されず、
昭和以前の農地の風景が残る貴重な場所です。
ポスターの写真を撮った方は、それを直感されたのだと思います。
今更ここを、3面張りの側溝のような川にしてしまうのだろうか?
自然と人間の共生の歴史の中の貴重な風景が、又一つ、なくなってしまうのでしょうか。
この写真の撮られた場所は、JRマキノ駅から直線距離にして500m位のところです。
この場所は、マキノ駅近傍ということで、都市計画決定される際、
マキノ町としてはごく狭い地域にしか指定されていない、用途地域が貼り付けられた場所です。
良好な住宅街が形成される予定に都市計画した地域は、
農業振興地域からは除外され、その後町内の殆どの地域で施工された、
圃場整備という農業土木開発事業が施工されず、
コンクリートで囲われていない土だけの川や川沿いの灌木が残され、
また、直線的でない川や畦が残されてしまってのです。
それが今、田舎の田舎らしい風景としてポスター写真になる、
何だか、都市計画された時の思惑とは、正反対の形で
土地の価値が、今評価されている事に皮肉を感じてしまいました。
そこを今更、従来の農業土木で、毀してしまっていいものなのでしょうか?
今までの、都市計画決定の皮肉だった側面を、逆手にとって
一周遅れのトップランナーというようなかたちで、
もう少し、
湖西線から湖周道路にかけての、少し荒れ果てたこの辺りは、
周囲の環境も考えた、別の土地利用の方法があるのではないだろうか。
環境と、なくなってしまった昭和以前の田んぼの風景とを、配慮した中で
地元の農業者と環境と風景と、みんなが納得できる「三方よし」の解法を、みんなが協力したら、
見出すことも出来るのではないかと・・・
改修工事の延長は140mとのこと、
実際はどのあたりの区間を、どのように整備するのかは、知りません。
今回ではなくても、いつかは私の危惧することが起こりそうなので書いて見ました。
以下は、私の仕事のコマーシャル
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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。 また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。
☆☆ とりあえず、ハウスメーカーを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか ☆☆
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