「美しいマキノ・桜守の会」
4月も半ばを過ぎましたが、葉桜になりつつまだ桜が咲いています。
先週に開催されていた桜祭りの際には、
海津大崎の桜を見にいらっしゃった方もおられるかと思います。
日本さくらの会の選定する「日本のさくら名所百選」にも選ばれた海津大崎の桜。
海津大崎の琵琶湖岸4kmをも樹齢70年を越える600本の「そめい吉野桜」が彩っています。
日本中の桜の名所でも、問題になっているかと思いますが、
マキノの海津大崎の桜も寿命の問題があります。
樹齢数百年の古木になることもあるヤマザクラやエドヒガンに比べて、
ソメイヨシノは”60年寿命説”なる俗説があるほど、寿命が短いそうです。
正確な寿命は不明で、老木の少なさの原因は分からないようですが、
病気や環境の変化に弱く、一斉に枯れてしまうようです。
また、種子で自然に増えることは無く、
各地のソメイヨシノは全て人の手で接木などで増やしたものだそうです。
海津大崎の桜も老木となり、元気がなくなってきているようです。
そんな問題をなんとかしようと地元の方々が「いつまでも綺麗な桜並木を維持したい」、
というボランティア活動をされているのでご紹介します。
「美しいマキノ・桜守の会」(以下、入会書類の抜粋)
◎設立の趣旨
高島市は勿論、県下屈指の景勝地であり「日本さくら名所百選」として名高く、
市民の誇りである「海津大崎の桜」 (「清水の桜」等を含む。以下「桜」という)の保育管理等について、
関係方面との連携のもとに住民の自主的な社会奉仕参加(ボランティア)活動により、
後世に保全、継承していくことを目的とする。
◎活動の内容
桜の保全活動(年2回程度)
・桜の植栽(新種・補植等)
・桜の保育、管理(耕土・施肥・防除・除去)
・桜の周辺環境の保全管理(除草・清掃・下生え)
・その他、桜の保全、管理ならびに育成、助長等に関する調査研究等
地元の方々が、ボランティアで桜を守っていこうとする気持ちが、お話を伺っている際によく伝わってきました。
桜まつりに来られた方は、ご存知かもしれませんが展示や、桜湯を配給されていました。
綺麗な桜の裏では、ボランティアの方々が保全活動をされていることを初めて知りました。
いつまでも、綺麗な桜並木が維持されることを願って、ご紹介します。
竹中
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