マキノの道路はなぜ赤い?(融雪装置について)
以前、マキノへ来られた方が、
何でマキノの道路は赤いんですか? と尋ねられたことがありました。
地元の見慣れた風景に何の疑問も感じなかったのですが、
始めて来られた方には奇異に映るのだなー、と思ってしまいました。
道路が赤いのは、冬に道路融雪装置の地下水が撒かれ、
その地下水に鉄分が含まれ、その鉄分の錆びた色が道路に付着するからです。
雪も降りましたので、その融雪散水装置のことなどを。
この写真は、集落内の道路用の融雪装置の地下水の供給元です。
知内という一つの集落に2ヶ所あります。
地下水を汲み上げるポンプとタンク、制御盤とその奥に雪を感じるセンサー。
これでワンセットです。
センサーの上の部分の拡大が下の写真。
この向かい合ったカメラのような機械の間に落ちる雪を感知して
自動的にポンプが作動し散水されます。
このように道の真ん中に散水装置があります。
パイプを埋め込んだコンクリートの部分が少し赤茶けているのがわかると思います。
散水装置は、道路の真ん中にありますのでどうしても砂や泥が詰まるので、
その掃除をしなくてはいけません。
県道や国道のメンテは、交通量も多く危険なので
行政が業者に発注して交通整理員も付けて作業を行いますが
集落内の散水装置のメンテは、毎年冬が来る前に、区民の手で行います。
ここ知内では、区の役員総出で2時間ぐらいかかって毎年点検しています。
しかし、この融雪装置のおかげで、
早朝でも、自宅の車の前さえ雪除けをすればいいだけになりました。
とてもありがたい装置です。
集落内道路の融雪装置は、旧マキノ町では多分全ての集落に設置されています。
高島市内では、今津では見かけますが、
安曇川まで南下するとほとんど見かけなくなります。
関連項目 MYブログ 08/02/09 国道や県道の散水融雪装置と冬の道路の走り方
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