琵琶湖畔のセカンドハウス

西には赤坂山を望み、道を挟んだ東に琵琶湖岸な立地



京都の風光明媚な地にお住まいの御夫妻のセカンドハウスとして計画されました。

これまでに軽井沢にもお住まいを持たれた御夫妻。
奥様は打合せの際に平面プランも描かれていらっしゃいました。
シンプルな総2階建て、大きな吹抜けのあるリビング。
1階には水廻りとご主人の寝室、2階には奥様と来客用の寝室、納戸兼奥様専用のリビングのような場所。
玄関は裏口のようなスペースで充分で、その側に犬用のシャワ―設備。
琵琶湖に面する外で食事もでき、道路歩行者等と視線が交わらないデッキ。
上記の要望を踏まえ、部屋や動線の構成はそのままに敷地に合わせ、山と琵琶湖の景色の良さを活かすように設計していました。
奥様は建築素材にも詳しく、様々な素材を内装に提案されましたので、コストも鑑みながら内装を選定していきました。
基本的には無垢の木を採用し、ビニルクロスではなく珪藻土クロスや和紙壁紙を採用するなど質感を大事にしました。


LDK
床と腰壁は吉野杉の無垢材


琵琶湖の眺望を邪魔しないように、LDKのテラス窓は全開放できます


LDK吹抜の天井は杉羽目板
化粧表しの梁は赤松集成材と米松
高所の窓から入る光が珪藻土クロスで柔らかく拡散し、明るい雰囲気になります


LDK吹抜　別角度
柱は全て桧の芯持
２階の手すりは杉や桧、米松などで大工による造作


LDKを2階から臨む
全開放のサッシからウッドデッキに出られるようになっています
琵琶湖にはすぐに出られ、普段はこちらがメインの出入口に多くなりそうです
吹抜の高所窓
琵琶湖と松並木が見えます


LDK　別角度
将来、薪ストーブを設置することも考慮し、壁の一部はタイル貼り
LDKだけでサッシが6ヶ所あります


キッチンや収納は全てサンワカンパニー
窓からは赤坂山が見えます


個室1階
琵琶湖を望む窓の側にカウンターを造付けました


赤坂山を望む浴室
1616サイズのユニットバス壁面いっぱいの窓
水栓やシャワーの位置を標準から変更しました


個室2階
居室は全て給排ファンが設置されています


和室1
この部屋は、お子様・お孫様や友人用の寝室、布団を敷けるようにと畳敷きの部屋
畳敷き以外は他と同じような仕上げですが、畳1つで和の雰囲気と香りに
収納として1間の押入が２ヶ所あります
こちらも窓から赤坂山が見えます


和室2
奥様の個人的なリビングのように利用される部屋です
お茶の手前をすることが出来るスペースをということで、3畳に床の間らしい雰囲気の板をピーラー（木目の詰まった米松）の無垢板、壁と天井は土佐和紙壁紙、天井は勾配天井で濃いめの土佐和紙にしました


ウッドデッキ ※撮影ほんだ建築
カウンターは5ｍの桧の一枚板
それを支えるのは桧150角


山側からの外観
道路とは逆側に玄関を設けています
左のウッドデッキ部分は犬のためのスペースで、シャワーも設置しています


前面道路の歩行者と目が合わないように、1階のFLをGL+1.3ｍ程まで上げています
軒天は杉化粧野地板、と杉羽目板張り

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建前時　※撮影ほんだ建築
木造在来軸組工法でプレカット
柱と土台は全て桧芯持材、梁は米松か赤松集成材、垂木はSPF材2×6


LDKと個室1階には温水床暖房を施工しました　　※撮影ほんだ建築
パネルサイズが小さいため室内レイアウトに合わせて柔軟に対応可能、という商品を採用しました


◎主な仕上

◎断熱材　吹付硬質ウレタンフォーム　

断熱材吹付けの様子　　※撮影ほんだ建築


写真(一部除く)：オザキマサキ

関連ブログなど

◎杉ムクの床板が張れた
◎竣工写真の撮影
◎Facebook記事