ホーム »  町並み&景観 雑感 - a 趣味は建築 - 一級建築士 本田明のブログ

重要文化的景観のフォーラムが終わりました

今日は、重要文化的景観のフォーラムに午前午後共、参加しました。
スタッフという名前ですがスタッフらしいことは何もしないで
それぞれの先生のお話を聴き、最後には少し意見を述べる機会を頂きました。
会場は二つのお寺、その会場移動を海津の町歩きという、
ローコストだったろうがそれなりに凝った演出を企画されたフォーラムでしたが、
残念ながら吹雪に近い雪、町歩きはマイクロバスでの移動となってしまいました。
50人近い参加者でお寺の会場は満員080223keikan.JPG

重要文化的景観選定の業務にも携わられた県の文化財課の方の意見で
「今、海津という町に住んでいる皆さんがうらやましい、外部から見れば大きな価値のある町です。」
という言葉がフォーラムの最後の締めの言葉となり、
地元の皆さんも多方面の識者の方の意見から
それなりに海津の町というものの価値を感じられたのではないか、と思いました。
今日のお話を聴いて私なりに「重要文化的景観」にまとまった考えができました。
それは、この頃のNHKの朝の連続テレビ小説の「ちりとてちん」がヒントになったのですが

理想的「重要文化的景観」とは、若狭の美しい塗箸のようなものだ、というものです。

歴史というウルシを丹念に塗り重ね
それを塗り重ねるだけでなく、
その町の輝いた時期、古い良質な建造物や町並みなどを丹念に研ぎ出し
今という時代の表面に現す、
ただ塗箸と違うのは、完成のない歴史の重層が永遠に続くところです。
そして、塗箸が美しいのは、様々な色が使われているが
そのそれぞれの色に職人さんの美意識という選別を受け
かつ、ウルシという一つの材質を用いることによって、ある統一感があるところにある。
その「美意識」と「一つの材質」を町並みや景観に当てはめてみると
ある種の基準・規制ということになるのだろう。
海津の町に当てはめてみると
それは今までそうであったように、文章化されているわけではないにしても
住んでいる人自身の良質の自己規制の領域であり
その良識的な自己規制そのものが「海津の文化」というものだろう。
今後は、その潜在的な良質の自己規制を、
顕在化し多くの住んでる人にわかりやすくすることから始まるのではないだろうか。

ひとつ、建築を生業とするものとして感じるのは、
その中で排除されるべきは、
ツルツル、ピカピカ、巨大な、均質な
という、「現代文明」や「現代建築生産」が良いモノ、立派なモノ、合理的なカタチなどとして
今も造り続けているモノやカタチのような気がする。
それが感じられる文章として、最後に、今日意見を述べさせて頂いたときに引用した
開高健氏の「オーパ」というブラジル釣り紀行の中の一節をあげておきます。 

・・・しかし、建築物も人と同じように年齢を知らずにはいられないし、
体のあちらこちらにそれを分泌せずにはいられないものである。
これまでの木造建築や石造建築は
歳月や疲労がしるしづけられると同時に成熟の気品や威厳を身につけるすべを知っていて、
不断に育ちつづけて数世紀、十数世紀を生きぬいてきた。
しかし、現代建築というものはこれまで私が諸国で見聞をしたかぎりでは、
歳月と添寝することができないのである。・・・
・・・(現代建築は)ある年齢で成熟がとまってしまった美青年みたいなところがある。・・・
 
関連MYブログ

08/02/20 重要文化的景観選定記念フォーラムが2/23日に開催
08/01/18 海津・西浜・知内が重要文化的景観に選定
07/08/28 高島市景観計画への意見
07/08/11 高島市景観計画の会議が
07/08/08 福山聖子さん
07/03/31 ハウスメーカーぎらい(私の住まいや建築に対する考え方)
06/05/03 古い建物は、立派である?(H14.2.24)(H18.5.3加筆)
02/02/24 町並み景観 雑感 (H14.2.24)

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重要文化的景観選定記念フォーラムが2/23日に開催

今日のアクセス解析を見て、初めて1日300人を超えました。
解析を見ていると色々面白いことがわかります。
大学や企業や行政の方と思われるドメインも散見されます。
平日はそのようなドメインがありますが、
休日のドメインは、ほとんど通信会社のものと思われるものばかりで、
個人の方が見られているのだと思われます。
以前には、soumu.go.jpという総務省の関係かと思われる所からアクセスがありましたし、
大雪が続いた昨日には、
kishou.go.jpという気象庁の関係かと思われる所からアクセスがありました。
数字が上がることを励みに毎日とはいきませんが、ブログを続けます。
 さて、2月23日(土)には、マキノ町海津にて
重要文化的景観選定記念「たかしま環の郷フォーラム2」
というイベントが行なわれます。
講演会、町歩き、座談会などで、1日かけてのイベントになります。
私は、主催者ではありませんが、
とりあえず1日行動を共にして行事に協力する予定です。
イベントの内容はちょっとむつかしい話のようですが、
要は、住む人が誇りを持てる町であれば、そこに価値を見出す廻りの人は必ず出てくる。
それは観光かもしれないし、JターンやIターンかもしれない。
重要文化的景観は海津西浜知内という地域がそんな魅力ある(希少価値のある)町の
エッセンスは絶対にありますとの国のお墨付きのようなもの。
それを、大事にそして上手に利用できるかは、今住んでいる人にかかっている。
ということになるのではないかと思っています。
興味のある方は、見たいところだけでも参加できますので、マキノの雪を見がてら
気楽に来て頂ければありがたいと思います。

関連MYブログ 08/01/18 海津・西浜・知内が重要文化的景観に選定

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高島市景観計画への意見

8/20に行なわれた、高島市都市計画審議会で、
委員の意見の集約を「都市計画審議会意見書」という形でまとめることなり、
会長の広原氏の意見書(案)の回覧がありました。
それについての意見を各委員が文書にて回答するようにということで、
今までの、私の考え方をまとめて提出しました。
多少、回覧の趣旨とは異なってしまったのですが、とりあえず、
市の担当者にも読んでもらえるだろうということを期待して文章を書きました。
長文になりますが、ココに掲載します。
景観を規制する法律の対する考え方の私なりのまとめになりますので、
以前書いたものと重なる部分も多いのですが、それはご容赦下さい。
なお、これはあくまで私の個人的意見で審議会の総意ではありません。
意見書の方はもう少し大局的な見地からまとめられる事になると思います。

1.風景条例施行22年の結果の検証が不十分ではないか

市の景観条例は、滋賀県の風景条例を踏襲しているとのことですが、S59年に制定された
その条例の結果がどうなっているかということの検証が全くなされていない。
ただ、立派な条例だからそれを踏襲するという考え方に納得が出来ません。
その条例(滋賀県の風景条例)にはいくつかの問題点があるように私は考えます。

1.建物の形態・色彩それぞれの規制が、本当に良い景観を生み出しているといえるか。
2.道路前の空地の規定があります。
その開いた空地に植え込みなどが配置されてきれいになることを期待しているのでしょうが、
そうなるとは限りません。逆に、変な増築をしたりされたりします。
マキノでは建物の周りは、屋根雪などの被害にあう為にあまり植栽はしません。
何だか、期待している方向にならないようなきがします。
景観に配慮された建物が道路のそばまで建っている方がいい場合もあるはずです。
特に、狭い敷地などではどうしていいか、困ってしまいそうです。
3.条例に違反した物や条例対象外の物が景観を悪化させていることに対する措置がないこと。

2.地域に根ざした景観が守られる配慮がなされているか

地域に根ざした景観計画といいながら、その具体的なことが全く提言されていない。
旧来の日本家屋が並ぶ(文化的景観)を有する地域は、ほとんどといってもいい位に、
道路や水路上に、建物や塀の屋根がかぶさっている。
カバタなどは建物本体が水路上にせり出している。
それは現状をまともに捉えれば法律違反。
だから、新しく建て替えをしようとしたらその景観を守ることは出来ない。
それ自体が(文化的景観)をなしているのに、そのことについて全く触れられていない。
里道水路は、
平成12年4月「地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律」が施行され、
「国有財産特別措置法」の改正により、国から市町村にその財産を移管されました。
今は、市の裁量によって河川の占用の許可が出せるようになったはずです。
伝統的な景観を生かすことを考えるのなら、その辺りをスッキリさせて頂きたいものです。
伝統的景観や利便性の確保のために、
適正な、高島という地域に合ったガイドラインを作る必要があると思います。
それこそが、「地方分権の推進」の端緒ではないかと思います。

3.景観教育(何が美しく、何が醜いのか)

景観の不調和、イロイロな看板による色彩の景観の不調和、
などは日本の都市のそこここに見受けられます。
それら、全てが人々の営みの結果です。
それらが行われる原因の一つに、一般教養としての、デザインや色彩教育が、
必要なのではないかと思います。
現在の美術の教育は、芸術家になる者はほんの一握りなのに、
それに必要な創造性や独創性に偏重されているような気がしてなりません。
色の合わせ方、鮮やかな赤や青を引き立たせる方法、古い町並みはなぜきれいに見えるか。
簡単な一定のルールは、学習すれば覚えることができ、
実際に服を買うとき、家を建てるときに、簡単に役立ちます。
工芸に近いデザインの普遍的な部分を、もっと教育すべきではないかと思います。
それらの上質な美意識が、何世代重ねられることによって、
良い人工景観が造られていくのではないかと思います。

4.今後の景観行政への要望

自然公園法、琵琶湖景観形成などの申請手続きで何度か許認可は頂いているのですが、
景観の行政というのは難しいものだと思います。
法律が公布された当初は、事務屋さんも、法律を作った手前、
それなりのデザインの専門家とも交流があり、勉強もされ、
法律が適正に運用されるように努力される。
しかし、時がたつと、担当者が変わる。
デザインの知識も全く持たない事務屋さんが担当するようになり、
ガイドラインが出来た経緯などに関わりなく、その法律の文章だけで許認可が行なわれる。
そうすると、明らかにおかしな格好でも、文章にさえ合致しているとOKということになる。
そしてそれを何の痛痒も感じていない、のではないか、と感じるのです。
担当される行政の方々も、決裁をされる限りは
「古人の跡を求めず、古人の求めたるところを求めよ」芭蕉
という言葉どおり、法律の字面だけを追うのではなく、
当初の原点に戻りよい景観とは何かということを深く考えて頂きたいと思います。
当然のことながら、法律は文章のよってのみ規定されますが、
おかしな事例はおかしいと感じ、優れているものを優れていると感じる心、
は少なくとも培って頂きたいと感じます。
神奈川県真鶴町のまちづくり条例には「美の基準」というものがあります。
その運用がどうなっているかは知りません。
それでも、「美の基準」という打ち出し方は、
法律という規制にはなじみにくい部分もあるかもしれませんが、
シロウトと専門家双方が共通の土台の上で、常に「良い景観とは何か」
という原点に立ち返って判断できるように作られた良い条例のような気がします。

5.最後に、全体的な枠組みについて等

[景観計画-はじめに-3.良好な景観への取り組み]の中にある
「住んでよし、訪れてよしの国づくり」
という中途半端なスローガンに問題があると考えています。
「訪れてよし」とするには、相当徹底したものでなければなりません。
そうでなければ、逆にいえば規制する意味がない。厳しく規制して、よい町並みだと、
「訪れる」人が増えて初めて規制した結果が出たと考えれば
緩やかな規制で、そんな結果の出る町並みは望むべきもないと思います。
厳しい景観規制をするかどうかも議論のあるところですが、
私は今回の「景観計画」中の「文化的景観地区」が
そういう風に景観を誘導するものにはなっていないようなきがします。
それは、何のための規制だったのかということになりかねないもののように思えてなりません。
もう一方、全体のゆるい規制については、N01で述べた通りの問題点があると考えます。
緩やかな規制は規制として、それを逸脱する場合は、
適切な評価機関に検討を依頼するというような法体系が望ましいと考えます。
そうして、お願いするだけの法律ではなく、ちゃんと守る法律とすべきだと思います。
本当に景観を考えるのであれば、目に飛び込む全てについて配慮しなければいけません。
今の風景は、その中にそんなことおかまいなしに設置されているものが沢山あります。
電柱・電線類、屋外広告物規制にかからない看板類、
規制にかからない小さな建物(スチール物置やカーポート、簡単なビニールトタンの増築)
景観に配慮されたとはいいがたい公共のもの(バスストップ、高架道路や橋・歩道橋)
そして無許可違法の建築物や看板等、それらの多くが
景観ということについて一片の配慮もなされていないことに問題があります。
それらをを平等に拾い上げるためには、現在では天空率や立面投影などの手法が、
風景条例施行後に、他の法律体系で使われるようになっています。
それらを利用するのも、一つの方法ではないかと考えます。
また、個別の問題になりますが、リゾートの地域には多少は原色の色使いも、
リゾートの雰囲気を高める手法であると考えますので、
その辺りの規制の配慮もあったもいいのではないかと考えます。 以上

景観に関する今までの記事
第2回高島市都市計画審議会(MYブログ07/08/21)
高島市景観計画の会議が05(MYブログ07/08/17)
高島市景観計画の会議が04(MYブログ07/08/14)
高島市景観計画の会議が03(MYブログ07/08/13)
高島市景観計画の会議が02(MYブログ07/08/12)
高島市景観計画の会議が(MYブログ07/08/11)
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景観規制法律の一例(MYブログ07/07/31)
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第2回高島市都市計画審議会

高島市景観計画(案)について、
という議題で第2回高島市都市計画審議会が行なわれました。
この会議でこの案の賛否を取るというのではなく、
案を説明し、意見を聴取するというスタンスの会議です。
既に、17年12月に策定委員会が設置され、
19年10月には条例が施行されるというタイムスケジュールの中で、
市の方としては、高島市都市計画審議会でも認めてもらったという
お飾りを付けるための会議という位置付けだったと思います。

しかし、以下の点についてこの条例には疑問がある、
ということを現状の写真などを提示しながら意見を述べさせていただきました。

1.この条例は、滋賀県の風景条例を踏襲しているが、S59年に制定されたその条例結果どうなっているかということの検証が全くなされていない。
その条例の私が思う問題点
◎建物の配置・形態・色彩それぞれの規制が、本当に良い景観を生み出しているといえるか。
◎条例に違反した物や条例対象外の物が景観を悪化させていることに対する措置がないこと。
2.地域に根ざした景観計画といいながら、その具体的なことが全く提言されていない。
旧来の日本家屋が並ぶ(文化的景観)を有する地域は、ほとんどといってもいい位に、
道路や水路上に、建物や塀の屋根がかぶさっている。
カバタなどは建物本体が水路上にせり出している。
それは現状をまともに捉えれば法律違反。
だから、新しく建て替えをしようとしたらその景観を守ることは出来ない。
それ自体が(文化的景観)をなしているのに、そのことについて全く触れられていない。

なお、この会議の議長である広原氏(龍谷大学法学部教授)は、
この会議は、「特に意見なし」ということで終わろうと思っていましたが、
貴重な意見が沢山出たので(私以外にも)それについてこの会議の意見としてまとめます。
ということで会議が終了しました。
景観計画(案)は、そのまま制定されることとなると思いますが、
この会議での意見を真剣に取り上げ、制定された条例を、
地域の実情に合わせて改定されることを願います。
なお、高島市では、8月31日まで、
パブリックコメントというカタチで、このことについて意見を聴取する形をとっています。

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高島市景観計画の会議が05

前にも書きましたが、私は、8月20日には高島市の都市計画審議会委員として
「高島市景観計画(案)」についてという議題で出席しなければなりません。
このページをご覧になっている高島市の方で、問題意識を持っておられる方があれば、
どんなことでも結構ですのでコメント頂ければ幸いです。

海津の理想的街路景観というものは、どういうものでしょう。
私は、こう考えます、江戸期港町として栄えた時代はどうだったのかと。
そういう目で見ると、湖岸道路より琵琶湖側に倉が沢山あります。
反対側が商家、そして今の東小学校前が船溜まりで荷捌き場所、
そういうセットで景観が復活出来ればそれなりに、
観光のスポットとしても理由付けが出来そうな気がします。
武家屋敷や宿場町は沢山ありますが、
歴史的景観の港町というのはあまり聞いた事がないからです。
そのような厳しい景観規制をするかどうかも議論のあるところですが、私は、
今回の「景観計画」がそういう風に景観を誘導するものにはなっていないようなきがします。
それは元々[景観計画-はじめに-3.良好な景観への取り組み]の中にある
「住んでよし、訪れてよしの国づくり」という中途半端なスローガンに起因するように
思えてなりません。
「訪れてよし」とするには、相当徹底したものでなければなりません。
そうでなければ、逆にいえば規制する意味がない。
厳しくして、よい町並みだと、「訪れる」人が増えて初めて規制した結果が出たと考えれば
緩やかな規制で、そんな結果の出る町並みは望むべきもないと思います。
それは、何のための規制だったのかということになりかねません。

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高島市景観計画の会議が04

昨日も書きましたが、私は、8月20日には高島市の都市計画審議会委員として
「高島市景観計画(案)」についてという議題で出席しなければなりません。
このページをご覧になっている高島市の方で、問題意識を持っておられる方があれば、
どんなことでも結構ですのでコメント頂ければ幸いです。

景観の規制について思ってること。
景観規制でよくあるのが
適度な軒先の出、勾配ある屋根、落ち着いた色彩、周辺空地 などです。
市の計画でもそうなっています。
海津・西浜・知内の文化的景観地区では、琵琶湖と湖岸の境界線から2m以上離すこと
(現況や周辺状況により例外あり)
という規定もあります。これは、
その開いた空地に植え込みなどが配置されてきれいになることを期待しているのでしょうが、
そうなるとは限りません。
逆に、変な増築をしたりされたりします。
マキノでは建物の周りは、屋根雪などの被害にあう為にあまり植栽はしません。
何だか、期待している方向にならないようなきがします。
景観に配慮された建物が道路のそばまで建っている方がいい場合もあるはずです。
特に、狭い敷地などではどうしていいか、困ってしまいそうです。

景観に関する今までの記事
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高島市景観計画の会議が03

昨日も書きましたが、私は、8月20日には高島市の都市計画審議会委員として
「高島市景観計画(案)」についてという議題で出席しなければなりません。
このページをご覧になっている高島市の方で、問題意識を持っておられる方があれば、
どんなことでも結構ですのでコメント頂ければ幸いです。

景観の規制について思ってること。
歴史的景観+商業集積などの、歩く範囲での街路景観そのものが商業と密接に関連している場所とそれ以外の場所とは峻別しなければいけないと思います。
そういう観点からすれば、伝統的建造物保存地区などの小規模な範囲で非常に厳しい規制はそれなりに良質な景観を維持する有効な手段であると思います。
しかし、景観条例や風致地区のような面的にゆるく規制することが、
本当に良好な景観を維持する手法であるとは、
現状を見るといい難いようなきがします。
その理由は、今のところ下記の3点くらいに集約されます。

1.形態や色彩の規制が本当に有効なものとなっているか?
景観規制法律の一例(MYブログ07/07/31)
今津浜・道路の景観 (MYブログ07/04/30)

2.書類を審査する人に、景観についての知識と判断する力量が備わっているか?
景観とそれを規制する法律(MYブログ07/05/02)

3.違反者に罰則がないことに対する不平等感及びそれによる景観規制の法律自体の形骸化
高島市景観計画の会議が02(MYブログ07/08/12)
今津浜・道路の景観 (MYブログ07/04/30

景観に関するその他の記事
高島市景観計画の会議が(MYブログ07/08/11)
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高島市景観計画の会議が02

昨日も書きましたが、私は、8月20日には高島市の都市計画審議会委員として
「高島市景観計画(案)」についてという議題で出席しなければなりません。
このページをご覧になっている高島市の方で、問題意識を持っておられる方があれば、
どんなことでも結構ですのでコメント頂ければ幸いです。

景観で問題だなーと思うこと(前にも書いたかもしれませんが)

本当に景観を考えるのであれば、目に飛び込む全てについて配慮しなければいけません。
今の風景は、その中にそんなことおかまいなしに設置されているものが沢山あります。
電柱・電線類、屋外広告物規制にかからない看板類、
規制にかからない小さな建物(スチール物置やカーポート、簡単なビニールトタンの増築)
景観に配慮されたとはいいがたい公共のもの(バスストップ、高架道路や橋・歩道橋)
そして無許可違法の建築物や看板等
それらの多くが景観ということについて一片の配慮もなされていないことに問題があります。
きれいであればあるほど不釣合いなものが一つあるだけで、
景観というものの印象はわるくなってしまいます。
それらの対象外のものを多く残したままで、建物等だけ規制するというのは、
どうも良識的な人間だけに多くの負担をかけながら、
結局は効果の上がらないことをしているように思えてなりません。

景観に関する今までの記事
高島市景観計画の会議が(MYブログ07/08/11)
楳図かずおさんの新築騒動(MYブログ07/08/02)
景観規制法律の一例(MYブログ07/07/31)
耕して天に至る?(MYブログ07/05/29)
電線と看板をなんとか(MYブログ07/05/26)
知内浜キャンプ場の吊り橋(MYブログ07/05/05)
景観とそれを規制する法律(MYブログ07/05/02)
今津浜・道路の景観 (MYブログ07/04/30)
今津浜の湖の家はどう?(MYブログ07/04/28)
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高島市景観計画の会議が

景観・町並みのことで書きたいのですが中々考えがまとまりません。
少し前のニュースでは、楳図かずおさんの新築騒動もありますし
私は、8月20日には高島市の都市計画審議会委員として
「高島市景観計画(案)」についてという議題で出席しなければなりません。
このページをご覧になっている高島市の方で、問題意識を持っておられる方があれば、
どんなことでも結構ですのでコメント頂ければ幸いです。

生活文化や伝統を考える時、一つ記憶に深く残っている文章があります。
永六輔氏の「無名人名語録」の中の一節です。
「一里四方のものを喰ってりゃいいんです。
遠くから運んでくるものを喰うようになってからですよ、
喰いものが安心できなくなったのは」

1987年発行の本ですが、
農薬の問題や、ミートホープや不二家の事件の前兆はいくつも見られたのでしょう。
これと同じように、伝統的?文化的?景観でも
「遠くから運んできた材料や外国から輸入されたデザインを使うようになってからですよ
景観がごちゃごちゃし始めたのは」
と言えると思います。
しかし、一方でその便利さを享受している私達は、
もう地元のものだけで建物を建てることが出来ません。
運搬ということが比較的簡単になって以来
大きな工場や生産地が台頭し、地場の製造業はみななくなってしまいました。
私が子供の頃にはまだ近所に地瓦を作るダルマ窯が残っていました。
今は、製材工場もまた一つと閉鎖されて行っています。
また、田舎を田舎らしくするがよしとする考え方もあれば
田舎っぽいこと自体にある種のマイナスの感情を持っておられる方もいます。
高島市景観計画の「地域の特性を生かしつつ調和の取れた景観形成」という条例の趣旨は、
ごもっともなのですが・・・

景観に関する今までの記事
高島市景観計画の会議が02(MYブログ07/08/12)
楳図かずおさんの新築騒動(MYブログ07/08/02)
景観規制法律の一例(MYブログ07/07/31)
耕して天に至る?(MYブログ07/05/29)
電線と看板をなんとか(MYブログ07/05/26)
知内浜キャンプ場の吊り橋(MYブログ07/05/05)
景観とそれを規制する法律(MYブログ07/05/02)
今津浜・道路の景観 (MYブログ07/04/30)
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景観規制法律の一例

少し前に、セブンイレブンが新たに出来ました。
少し面白い対比で、
ふるさと滋賀の風景を守り育てる条例
滋賀県屋外広告物条例の適用がわかるのでケイタイの写真をとって見ました。
070731sevile1.jpg070731sevile2.jpg
景観形成区域では、看板の大きさや高さが、そして看板に使う配色まで規制されているので、
同じセブンイレブンの看板でもこれだけ違います。
高さや大きさの規制はこれ一つではどうこうとは思われないかもしれませんが、
大きなの看板が林立すると、草津周辺の1号線のようになってしまいます。
でも、何だか低い看板の方が変に見えるのは私だけでしょうか。

関連項目
今津浜・道路の景観(MYブログ07/04/30)

 

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