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米原駅西口サイクルポート(おのぼりさんの東京番外)

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2月17,18日と久しぶりに東京へ行ってきました。
(社)文教施設協会の耐震補強マニュアル講習会を受講するためである。

初日の講義が朝10:00から、またご多分に漏れず私の会社も緊縮財政ということなので、
一度、深夜の高速バスを使って東京へ行く事にした。
バス停はJR米原駅、出発が23:35、東京の池袋に6:00過ぎに着いて、
新幹線が12,060円の所を6,830円で行ける(片道)。
娘が一度、東京ディズニーーランドへ遊びに行く時に使ったので、
見送りに行くのを含めると深夜の米原駅は2度目の事となる。
50過ぎの身体にはきついか?、と思われたが、寝れたような寝れなかったようなでも、
その日一日は、何とか過ごせた。

そのJR米原駅には、前に一度行った時に気になった建物がある。
100217maibara.JPG
西口にあるサイクルポート(自転車置場)だ。
亜鉛メッキのコルゲートパイプの屋根が壁まで曲がって繋がっている、
その他の部材も全て鉄の亜鉛メッキ、階段もスロープもスパイラル状に2Fへ上っている。
プリミティブな素材に、形で勝負という建築で、私の好みである。
深夜の暗い街灯にも何だか似合う気がする。
ブログにUPするので調べたら、遠藤秀平さんという建築家の初期の作品だった。

関連HP

遠藤秀平建築研究所オフィシャルサイト
うらくんのページ>Architectureのページ>遠藤秀平のページ

MYブログ おのぼりさんの東京 (2010/2/17~18)

◎10/02/22 No1 東京は「デカ」なのである
◎10/02/23 No2 東京はカッコイイのである
◎10/02/25 No3 オーディオテクニカ・テクニカハウス
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◎10/02/27 No5 赤門をくぐって安藤詣で
◎10/03/01 No6 ビルの外観保存修景
◎10/03/02 番外 米原駅西口サイクルポート

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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。   また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。

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赤門をくぐって安藤詣で(おのぼりさんの東京5)

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2月17,18日と久しぶりに東京へ行ってきました。
(社)文教施設協会の耐震補強マニュアル講習会を受講するためでした。
講習会が行われた場所は、JR御茶ノ水駅近くの東京医科歯科大学。
駅近くの道案内板を見ると、東大が近くにあった。
そういうと、
安藤さんの建物が最近(といってもここ1年くらい)日経アーキテクチャに載っていたよな、
と思い出して、この小旅行の最後に尋ねてみる事にしました。
正式な名称は、福武ホール
雑誌の写真の風景は、てっきり公共の道路沿いかと思っていたのですが、
そこは最高権威の学府、本郷通りからは、こんな姿。
高いレンガ塀と楠?並木に囲われた後ろに隠れて建っていました。100218todai3.JPG 100218todai7.JPG
赤門をくぐってすぐ左、学内の通路からは、雑誌で見覚えのある風景を発見しました。
100218todai51.JPG
巨大な横長のスリットは、思ったほどインパクトはありませんでした。
壁の方に目が行って、思ったほど「ぬけ」の感じが出ていないように思いました。
縦長のスリット、横長のスリット、
巨大なキャンチスラブの鉛直荷重だけを受け持って見えるような細い列柱。
どれもが、さっき習ってきた耐震構造とは反するデザインです。
安藤さんの表面から見えるコンクリートは、
構造躯体というよりも、デザインエレメントなのでしょう。
そして、多分その裏の見えないところに、本当の構造躯体が隠されているのでしょう。

地下に向って大きな吹抜が見える。
100218todai6.JPG
大きなボリウムを地下に埋め込むプランニングは、
景観を配慮した安藤さんの最近のスタイルで良くある。
・大山崎山荘美術館新館 ◎オフィシャルサイト ◎ブログsorarium>【フォトレポート】・・・
・表参道ヒルズ ◎オフィシャルサイト ◎建築マップ>表参道ヒルズ
・MYブログ09/11/04コンセプトの直裁さ、司馬遼太郎記念館(安藤忠雄)など。
一番最初にそのような形式の建物を見たのが
高松伸が設計した東本願寺の参拝接待所
下に伸びるこの種の建物も、現代建築技術の賜物なのだろう。
景観を配慮して、巨大なボリウムを地上に露出させることなく建てる、いくら高コストであろうとも。
そのこと自体「余裕があるよな」と、思ってしまいました。

木の枝を配慮しての円形の切り欠き、
100218todai2.JPG
村野藤吾さんの旧都ホテル佳水園の玄関の庇の欠き込みを思い出しました。
HP建築巡礼×同行二人 > 都ホテル佳水園:村野藤吾(1959) 6,7枚目の写真
建物の寿命より先に枝振りの良かった大きな松の寿命が来て、
今はぽっかりと穴が開いているだけ。
とても感動した建物の一つなのですが、
その個所だけ、何だか間が抜けていて、「巨匠にも松枯れ(多分)は予測できなかったか!」
と少し微笑ましく思ったことを思い出しました。

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明治のきらめき、旧岩崎本邸(おのぼりさんの東京4)

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2月17,18日と久しぶりに東京へ行ってきました。
(社)文教施設協会の耐震補強マニュアル講習会を受講するためでした。
講習会が行われた場所は、JR御茶ノ水駅近くの東京医科歯科大学。
駅近くの道案内板を見ると、旧岩崎邸(三菱グループの生みの親の本宅)が近くにあるらしい。
お昼休みの時間に少し足を伸ばしてみました。

本物の洋風建築でした。こういう建物を見てしまうと、
地元の町おこしに、といっている洋風建築がとてもちっちゃく貧弱に感じてしまいます。
100218iwasaki6.JPG
門柱と塀(入館料のいらない所で見過ごされがちだが、威厳があって中々いい)
100218iwasaki1.JPG
正面外観
100218iwasaki2.JPG
階段吹抜のツインポール(吹寄せという和のデザイン用語を思い出した)
100218iwasaki3.JPG
洋間、大理石の暖炉・木彫刻の天井・アラベスク風の飾り額縁付きのディスプレイスペース、
とりあえず何もかもが手が込んで豪華、しかし品もある。
100218iwasaki4.JPG
和室棟のタタミ廊下。
梁が花頭窓風のくり型に完全に彫刻加工されているところは、私には、ちょっとそこまでは、
という感じがする。私の和風の感覚なら、ここは、磨き丸太か栗ナグリ。
本座敷は、二条城の御殿を模したようなしつらえでした。
100218iwasaki5.JPG
ビリヤードホールの用途のログハウス、内部の小屋組みもきれいだった。
工匠がログハウスを作ると、組み木細工のように繊細になります。

関連HP

公園へ行こう!(財)東京都公園協会ホーム> 公園・庭園を探す> 旧岩崎邸庭園
◎07/06/21ブログライフ>旧岩崎邸庭園(洋館)
◎07/06/22ブログライフ>旧岩崎邸庭園(和室)
ウィキペディア>旧岩崎邸庭園

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オーディオテクニカ・テクニカハウス(おのぼりさんの東京3)

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2月17,18日と久しぶりに東京へ行ってきました。
(社)文教施設協会の耐震補強マニュアル講習会を受講するためである。
講習会が行われた場所は、JR御茶ノ水駅近くの東京医科歯科大学、
2日間通って、その通う通り沿いに気になる建物があった。
100218odieo1.JPG
ビルのマークを見るとオーディオテクニカ。50代の私からすると、
青春時代、レコードカートリッジなどのマニア的なオーディオ部品を思い出してしまう。
最近娘が、試聴してこのヘッドホンが良かった、と言って使っているのが
オーディオテクニカだった。
久しぶりにそのブランドの名前を聞き、今も音響関係でがんばっているんだな。
と、その系統のメーカーの多くが
無くなったり危ないなどと言われたりしてからも、相当時間がたったように思うだけに
何だか嬉しくなったのを思い出した。
このビルは、音響機器のスタジオのような機能のビルらしい。
100218odieo2.JPG

丁度、その真向かいの大学のビルの一室で2日間講義を受けた。
その講義を受けたビルのベランダからのショット。
このあたりが、東京。
通りを挟んで10階程度のビルがずっと並んでいるからシロウトでもこんなアングルがある。
気になって、前をうろうろしていたら、出っ張っているガラス張りのショールームの中に、
何か、表彰の銘板のようなものが飾られていた。
帰ってから調べたら、
2002年度 グッドデザイン賞 受賞
第27回 建築士事務所全国大会(北海道大会)建築作品-優秀賞
など、沢山の賞を受けているらしい。町をちょろちょろっと歩いただけで、
かなりの高水準の建物がすぐ見つかる、これもやっぱり東京

関連HP

オーディオテクニカHP>会社案内>アストロスタジオ
竹中工務店>建築作品>タケナカトピックス2002>テクニカハウス
skip 2 the roots>テクニカハウス(2001)設計:赤坂 喜顕 (竹中工務店(当時))
山縣洋建築設計事務所>WORKS>テクニカハウス

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この建物なら、保存運動は盛り上がったはずだ(豊郷小学校)

少し、中途半端に時間がすいたので、この近所に豊郷小学校があったよな
と思い出し、行ってみる事にしました。
ボーリズの設計で、小学校改築問題で解体される予定だったのが、
保存運動の結果残った建物で、地元では何回かニュースになりました。
既に、ちゃんと資料館のように整備され、前庭などもきれいになっていました。
自由に入れるようで、見学は無料。施設が大きく立派過ぎて、悪いような気がするほどです。
1Fの一部分は、教育委員会の事務局や町の図書館になっていました。

091122toyosato8.JPG
外観はニュースなどで何度も話題になっていたので、特に感じなかったのですが
(中央噴水の鯉?の口から水を出しているのはかわいらしかった-写真右下)
一歩、足を踏み入れてみると
この建物なら、保存運動は盛り上がるはず、
この建物の質に、地域住民のかけがえのない思い出があれば、盛り上がらないはずがない。
と、思いました。

091122toyosato1.JPG
ニュースでも有名になった、ウサギとカメのオブジェのある階段手摺は、
現地まで行って見てください。

091122toyosato7.JPG
本当に倉庫の片隅にある螺旋階段なのですが、デザインにも仕事にも全く手抜きがない

091122toyosato5.JPG
昔の格子のガラス越しに見える景色が、ノスタルジックな雰囲気でした。 

091122toyosato2.JPG
こんなのも、残されていました。
ガラスを加工して文字を入れる手法は、そこここに残されていました。

091122toyosato6.JPG
理科教室、電気と電圧を説明する機械がいかにも大仰で可笑しかったので・・・

明るい教室は、天井高さを相当上げている事に起因するようで、
外部の開口部の窓高さが、かなりありました。
部屋を順々にのぞいていくと、端のほうにコンピューター室という表示があり、
床だけは、配線用に二重床になっていて、
本当につい最近まで現役であることがわかり、何だか微笑ましい気分になりました。

関連HP・ブログ
建築+街並探訪>豊郷小学校
豊郷小学校の歴史と未来を考える会保存運動の先頭に立っておられる方のページのようです
ブログ-ヴォーリズを訪ねて(すごい量の建築写真データです)
ヴォーリズ・ミュージアム

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東近江市の近江商人屋敷

東近江市の近江商人屋敷の紹介が飛び飛びになってしまったので、リンク集にしてみました。

◎東近江市(旧五個荘町)金堂(伝統的建造物保存地区)
09/11/25 大工の立杖(五個荘の民家群訪問01)
09/11/26 耀く鳳凰、透かし彫りのランマ(五個荘の民家群訪問02)
09/11/28 端正な小屋組み(五個荘の民家群訪問03)

◎近江商人屋敷-藤井彦四郎邸
09/12/01 和風というには、豪快すぎる(五個荘の民家群訪問04)
09/12/03 和風というには、豪快すぎる(五個荘の民家群訪問05)

近江商人の発祥の地といわれるこのあたりの民家は、
当主が、事業を東京・大阪・満州などに展開された方も多数おられる様で、
飛びぬけて立派な民家が沢山あるのに驚きました。
マキノに住んでいる者としては、五個荘などの湖東平野の中央辺りは、
琵琶湖を南回りするか北回りするか悩む場所、
よく行く都市としては、南は大津・京都、行っても草津辺りまで
北回りでは、彦根か長浜、同じ近江(滋賀県)とはいいながら、一番縁遠い地域です。
私自身滋賀県に住んでいながら、これらの建物群は始めての訪問です。

地元といわれるような地域にも、まだまだ知らないものがあると気付かされてしまいました。
以前、セカンドハウスを建てたお客様が、ふと漏らされた
服沢山買っちゃってるけどさ、死ぬまでに全部ちゃんの袖通せるかな?
や、テレビである評論家さんが書店に行くと、
自分の読んでない本が山ほどある、どれだけ自分は本を読まねばならないのだろうか?
という強迫観念に駆られてしまう。
などという言葉を思い出し
まだ、見ていない良い建物がどれだけ沢山あるのだろうと、気の遠くなる思いがしました。

関連HP
NPO法人金堂まちなみ保存会
金堂まちなみ保存会ブログ
東近江市>五個荘金堂町のまちなみ
癒しの旅・日本全国レトロなまちなみめぐり>五個荘
ブログ「吾唯足知」が知りたい>藤井彦四郎邸(その2)
東近江市>観光>博物館・資料館>近江商人屋敷-藤井彦四郎邸

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詩仙堂、何も知識がなかった30年前よりも、一層美しいと思えた

091111kyo21.jpg

京都での打合せが、3時頃終わった。
帰ってもまとまって仕事が出来る時間でもない。
ふと思いついて、詩仙堂に立ち寄ってみた。
ここへ前に来たのは、多分7つ離れた兄に連れられて、30年以上も昔だったと思う。
ここの庭が一番いい、と力説していたように記憶している。
夕方の雨が少し残るような暗い空だったが、紅葉がちょうど見ごろになっていた。
いや、こんな景色こそ、
妙に晴れ渡っているより余程和の庭を眺める情緒たっぷりな天気だったかもしれない。
朝には、大雨注意報が出ていた今夕だから、観光のトップシーズンにもかかわらず
人も少なく、ゆっくりと堪能できました。その堪能したスナップなどを

091111kyo3.jpg
下段庭から、石段越しに、主棟を見る。
サツキの刈り込みの咲く季節もいいだろうな、と思いました。
この標高だと、望楼からは、京都盆地が望めるのではないだろうか?

091111kyo8.jpg
アプローチ横にある、竹やぶに囲まれた茶室っぽい建物 

091111kyo4.jpg
散策路を覆う紅葉

091111kyo9.jpg 091111kyo5.jpg
アプローチ、真正面に石垣があって          下段池の風情
そこを左に曲がって入口、
この辺りが、西洋のランドスケープの構成と、最も異なる所

091111kyo6.jpg
順路のたたみ廊下を一角曲がると、仏堂が正面に、
そして、もう一角曲がると、このように書院6帖越しに、主庭の視界が広がる。
西洋の建築は、垂直方向の視覚が良く考えられているが、
日本の建築は、視線が横にどんどん流れて空間が展開されていく、
というお手本のようなつくりになっている。
貴人口からは、この景色が真正面になるように作られている。
内法は、多分5尺7寸(1730)、ランマは、引き分けの紙貼り障子、
全体的に数奇屋風だが、障子の桟割が、吹寄せや縦長の割付になっていて
この部分が、全体の建物の中でも少し格式ばっている部分であることを、明示している?
天井が、ササラ天井と竿縁天井の中間のような、根太大の竿縁の上に杉板、
上部が、小屋裏物入れのようにでもなっているのか?、あまり見かけない天井構成。

091111kyo72.jpg
手前は蹲(ツクバイ)、縁側のランマ障子は、杉の丸桁に直接彫りこみでケンドン式
下は一筋鴨居で、雨戸しか入らないような構成。
そのために、6帖と8帖の境の縁側の柱は、半分外へ放り出して半柱のように納めている。
縁側、床は縁甲板、観覧のためにござが敷かれている。
天井は、化粧小舞の上、杉杢化粧野地板。

三六歌仙の間(4.5帖)の天井が、少し変わっていた、
巾の広いバナナの葉っぱのような草の葉を並べて、何か糸状のもので編んで押えている、
これもあまり見た事のない、天井仕上げ。

久しぶりに建築に、庭園に感激してしまったので、記憶と写真を元に、
平面スケッチを起こして見ました。間違っているかもしれません。
091111kyo0.jpg

関連リンク
詩仙堂オフィシャルページ
◎MYパーソナルブログ09/11/11詩仙堂再訪、紅葉がきれいでした

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コンセプトの直裁さ、司馬遼太郎記念館(安藤忠雄)

昨日の午後は大阪で打合せ。
たまの遠出なので、午前中どこかへと考えて、司馬遼太郎記念館へ行く事にした。
近鉄奈良線で河内小阪、そこから10分ほど歩いた、住宅街の真ん中に、その建物はあった。
植木が成長して、安藤さん特有のスチールのFIXガラススクリーンの上部が、
ちらちらと見え隠れするくらいのボリウムは、住宅街の中にあって、
好ましい大きさ(高さ)に押えられている。
その形とスチールの塗装色で、「あー、安藤さんの建物だ」とわかる。

その部分が、エントランスアプローチになっていた。
091103shiba2.jpg
中に入ると、
以前雑誌で見てすごいだろうなーと思っていた、吹抜の書架が、予想通りの形で迫ってきた。
2万冊の蔵書が11mの吹抜空間に納められている。(蔵書は6万冊あるとのこと)
安藤氏も、設計当初この蔵書の数には圧倒されたのではないだろうか、
司馬作品を誕生させるための膨大な「知」の量に。
その感動を、一般の人間に、説明文ではなく空間として直裁に表現できる、
それが、一流の建築家の建築家たるゆえんではないかと思った。
091103shiba.JPG
写真は、館内で売られていた絵葉書の写真と安藤さんのスケッチ

館の中の一文に下記のような要旨の文章が展示してあった。

あの膨大な資料をご自分で集められるのですかと問われて、
もちろんそうです。それを集めそれを読みこなすうちに、
作品の様々な構想やヒントが生まれていくのであって、それを他人任せにすることは出来ません。

というような(もっと格調高い文章だったのだが、原典がネットでは探し出せない)

司馬遼太郎記念館
WIKI-司馬遼太郎
安藤忠雄オフィシャルページ
WIKI-安藤忠雄
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重要文化財、北舟木の若宮神社本殿

高島市内には、国の重要文化財に指定されている建造物が2つあります。
一つは、白鬚神社本殿、そしてもう一つはあまり知られてはいないと思われますが
北舟木にある若宮神社本殿です。
この建物は、解体修理された折に棟札から、建設時期が室町時代と特定され、
それがきっかけで、平成7年に指定されたようです。
090923wakamiya1.JPG
神主さんもいない小さなお宮さんの小さな祠です。
普通、このような神社の本殿は一間社流造りといって
一間の本殿の前に庇(向拝)が付く「流れ」の形態が多いのですが、
この建物は一間の本殿の前に屋内の外陣(ゲジン)が付属し、その先に庇が付く
三間社流れ造りという、少し変わった間取りです。
そのため、屋根の箕甲返し(ミノコウガエシ)の部分が、
変に大きく、横から見ると少しバランスが崩れた形に見えました。
090923wakamiya2.JPG
回廊奥の脇障子の彫物は竹、竹の子の彫物はユーモラスな感じ。
彫刻は、植物紋様が施されています。
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蟇股(カエルマタ)の彫刻は菊や梅か?
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貴重な国の重要文化財といっても少し規模が小さすぎて、
観光スポットとしてはちょっと物足りない感じです。
案内の看板では、屋根が銅板葺きと記されていましたが、重要文化財になったのを期に
元々の屋根仕上であったであろう、杮(こけら)葺きに改められたようです。
090923wakamiya7.JPG

ちなみに、高島に最も近い国宝の建造物は、距離的には竹生島の神社とお寺
車で行ける所では、
坂本の日吉神社、三井寺、比叡山延暦寺などのように思われるかもしれませんが、
福井県小浜にある明通寺の本殿と三重塔が正解だと思います。
田舎のひなびたところですが、雰囲気のある境内と伽藍です。

関連HP三和総合設計㈱>滋賀の国宝(建造物のみ)

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近代建築遺産が南舟木に

湖周道路を、通っていていつも気になっていた建物があります。
090923funaki.JPG
高島市南舟木の農協です。
色はあせ、多分水平であったであろう屋根は、スレートの勾配屋根が上から被せられていますが、
どうみても、コルビュジエから直接薫陶を受けた、
吉阪隆正前川國男の当時の現代建築のデザインが色濃く残っています。
コンクリート打放し、大型タイル、抽象的な壁面造形、角(ツノ)状に突き出した梁、
すくっと建っている感じは、現代彫刻に通ずる力強さを感じます。
当時(多分1960年代)の建物は、スクラップ&ビルトが進む都会では中々保存されていません。
規模も小さく田舎であったから、建設当時のまま残っている、
そんな貴重な現代建築の遺産のように思えてなりません。
建物の由来を確認した上で、ちゃんと保存出来ればいいのに、と思いました。
(耐震診断で、とても困難という結論が出そうな形と建築時期でもあります)
設計者をご存知の方があれば、コメント頂ければ非常に嬉しいです。

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