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和風というには、豪快すぎる(五個荘の民家群訪問05)

近江商人屋敷-藤井彦四郎邸には、門や庭・洋館もあります。

091122fujii1.JPG
前庭に面する洋館。ポーチ柱のデザインはどこからの引用なのでしょうか?
スイスの民家にもないような気がするし、何だか東南アジアかバリっぽい感じ?

091122fujii2.JPG

その中にある、立って使う洗面所
大工の持っている茶室の水屋などの作法を流用して、細工されています。
和と洋の融合ですが、とても趣があるように感じました。

◎近江商人屋敷-藤井彦四郎邸
09/12/01 和風というには、豪快すぎる(五個荘の民家群訪問04)
09/12/03 和風というには、豪快すぎる(五個荘の民家群訪問05)

関連HP
ブログ「吾唯足知」が知りたい>藤井彦四郎邸(その2)
東近江市>観光>博物館・資料館>近江商人屋敷-藤井彦四郎邸
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和風というには、豪快すぎる(五個荘の民家群訪問04)

近代近江商人の贅を尽くした普請、というのでしょう、
近江商人屋敷-藤井彦四郎邸は、とりあえず破格という感じでした。
本屋・内向きの居住空間の離れ・洋館・倉の建物群、前庭・庭園、
立派で、かつ一つ一つがそれぞれ大きい。
今日は、その本屋の部分を。

091122fujii4.JPG
全景はこんな感じ、お庭もかなり起伏がある(2~3m)のですが、敷地は湖東平野の真ん中、
その起伏も全て広範囲の盛土などの工事がなされたのだと思います。

091122fujii3.JPG
こんな沓脱石を始めて見ました。
小判型と長方形、それぞれ、栗石仕上としか表現できないような、変わったものです。
栗石の仕上は庭園の延段(のべだん)として、平面的に使われることはよくありますが
(LINK-桂離宮の栗石の延段などは有名です)
このように立体的に作られているのを見るのは始めてのことです。
そのコーナー部分の石は、直角のラインがそれなりに通るように、
いくつもの石から厳選されているのでしょう。
気の遠くなるような、石屋?庭屋?左官屋?の作業の賜物です。
写真では向うの方に小さく見えていますが、
メインの沓脱石は、2mあまりのありそうな、巨大な花崗岩です。

091122fujii5.JPG
ヌレエンの手摺、この辺りは雑木の自然に曲がった小丸太などで納めたい所ですが
断面もその曲線もきっちりと加工された、お宮さんにでもありそう形状
巨大な蹲(ツクバイ)の石とあいまって、
この辺りが立派ではあるが、ちょっと趣味が悪い感じがします。

091122fujii6.JPG
これが、主客の間。
建物は総桧普請。それも尾州桧といわれるような数百年生の目の詰んだ良材ばかり。
国産のこのような材ばかり使った普請を見た事がない。
床の間は、奥行き一間、その天井は折上げの格天井。
脇床は、黒漆塗りの花頭窓枠に縦繁格子の紙張り障子。
座敷障子は腰付きの紙張り障子、
腰板の外側は吹寄せ桟の杉板、内側は襖紙張り、
あめ色になって今はあまり良くわからないが、竿縁天井の天井板もそれなりに厳選されたものなのだろう。
縁側の天井は化粧垂木に、化粧野地板部分が杉の無地の杢の一枚板、
照明器具も、あつらえのものなのだろう。
縁側のブラケットは、その電気配線もかなりうまく考えられているのだろう。
上手に隠されている。
何から何まで、目配りがされ、かつ「豪奢」という感じでした。

◎近江商人屋敷-藤井彦四郎邸
09/12/01 和風というには、豪快すぎる(五個荘の民家群訪問04)
09/12/03 和風というには、豪快すぎる(五個荘の民家群訪問05)

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端正な小屋組み(五個荘の民家群訪問03)

何の変哲もない、民家の土間の台所である。
091122tonomura4.JPG
町屋にあるとおり土間の吹抜のように重層した丸物の梁や小屋貫があるようなものではない。
しかし、その梁と束と垂木で構成されたシンプルな感じがとても好感が持てた。
上のままの写真だと真ん中の人力車が邪魔してわかりにくそうなので、下をカットしてみた。
091122tonomura5.jpg
きれいな小屋組みというのがわかっていただけるのではないだろうか。
そしてそれは、妻面にある、ハイサイドライトの光が、化粧屋根裏の垂木をうまく照らしていて、
垂木の下端が白く光り、化粧垂木の端正なリズム感が表出されているからだと思う。

◎東近江市(旧五個荘町)金堂(伝統的建造物保存地区)
09/11/25 大工の立杖(五個荘の民家群訪問01)
09/11/26 耀く鳳凰、透かし彫りのランマ(五個荘の民家群訪問02)
09/11/28 端正な小屋組み(五個荘の民家群訪問03)

関連HP
NPO法人金堂まちなみ保存会
金堂まちなみ保存会ブログ
東近江市>五個荘金堂町のまちなみ
癒しの旅・日本全国レトロなまちなみめぐり>五個荘

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耀く鳳凰、透かし彫りのランマ(五個荘の民家群訪問02)

本座敷の書院のランマには、鳳凰の図柄の一枚板の透かし彫りランマ
ほの暗い座敷から見ると、縁側からの光で、その鳳凰が白く光り耀いて見えた。

091122tonomura1.JPG 091122tonomura2.JPG

左側が実際の感じ、右側がフラッシュをたいてこのようになっているという説明の写真、
のつもりでしたが、あまりうまく写りませんでした。

ランマの細工は、主に桐などの材の、一枚板そのもの、
又はそこに透かし彫りという以外とシンプルな納め方が大半。
このような立派な家にはありがちな彫刻ランマのような、
ちょっと「設計者」からすると悪趣味とも感じられかねないものは、なかった。
良く考えれば、桐材の柾目の板で25~30cmの材自体が相当貴重なものだったから、
(自分自身、桐の木の立木といえば幹の直径25cmくらいまで、
そのような材がとれる5~60cmの幹の巨大な立木は見たことがない)
それで、当時の人のコンセンサスとしては「富貴」を感じられたのか?
又は、彫刻ランマのような意匠を町人の身分では禁じられていたのか?

とりあえず、木の架構の美しさが損なわれない、良い雰囲気でした。

◎東近江市(旧五個荘町)金堂(伝統的建造物保存地区)
09/11/25 大工の立杖(五個荘の民家群訪問01)
09/11/26 耀く鳳凰、透かし彫りのランマ(五個荘の民家群訪問02)
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和風のあかり、三浦照明さん

この前のブログも商品の紹介みたいになったので、続けて今回ももう一つ。

和風のあかり、三浦照明さん

お店は、京都四条通突き当りにある八坂神社の交差点すぐそばの四条通北側、
京都に良くある二間半間口くらいの小さなお店。
十分に注意していないと見過ごしそうな、お店です。
始めて行ったのは、
設計修行をした大津の設計事務所の専務さんに連れられて、もう30年も前位、
少し高級な和菓子屋さんの設計の折でした。
商品カタログにある ふうふうMP−41 はその専務さんのデザインを
三浦照明さんが手がけられたものだと思います。

そのときの印象が、私に強く残っています。
和風・数奇屋、といわれるような建物なら、
並んでいるどの商品を置いてもぴたっとくる、という趣味の良さにです。
これが、「京都」なのだなー、と思いました。

価格的には、良いものは当然高いのですが、
シンプルなつくりの小さなものなら、2万円くらいからあります。
中々、そのような和の凝った仕事がなく、最近はたいていは、
照明器具メーカーのカタログから選んでしまっているのですが。
数年前、久しぶりに、和室の座敷のインテリア(04Km邸)の仕事をしました。
柱は面皮・造作は赤杉、といういわゆる数奇屋という部類のものです。
久しぶりに、お店にお伺いしたら、30年前の佇まいがそのまま、
置いてある商品も、当然色々変化はあるのでしょうが、
テイストは、30年前のままで、とても懐かしく思ってしまいました。
ペンダントを2本、買わさせて頂きました。

半年ほど前、「ホームページ開設しました」という、葉書を頂きました。
数年前ペンダント2本買ったときの名刺から、送って頂けたのかと思いましたが、
あんな小さな買物しかしない私ににまで、葉書が届くなんて。
京都銀行のCMも、「ながーーーーーーーい、おつきあい」とあるように、
小さな顧客でもちゃんと管理されておられる、
またここでも「京都」の商売の仕方を教えられたような気がしました。

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敵は身内にあるのでは?木造住宅フォーラムにて

今日(09/09/12)は、立命館大学びわこくさつキャンパスで行われた
これからの木造住宅を考える連絡会第3回フォーラム「伝統構法はこれからどこへ向かうのか」
に行きました。そこで、ガンバっておられた
知合いの岩波様(今日のフォーラムのコーディネーター)へ二言三言。

私が感じたことは、まだ、こんなことを臆面もなく発表する人がいるのか、ということです。
フォーラムに、参加した多くの方が思っておられると思うのですが、
木下?とかいう大工さんの、会場からの根拠のない発言に、私は情けなく思いました。
話の経緯の中で、杉の6寸角よりも赤松の3.3角の方が強いなど、
その他、あまりにも技術的根拠のうすい発言の多くにあきれてしまいました。
そのような方こそが、今までの木造の技術の発展を阻害してきた、と私は思います。
氏の発言は、「伝統木造経」という宗教のお経を諳んじているようなもので、
その信奉者以外には、理解に苦しむものです。
木下という大工さんがいい加減な建物を作っている、というのではありません。
彼の人は、それなりに、その人生・経験を通じて、立派な建物を作っておられるのでしょう。

しかし、そのことと、今ここで問題にしようとしている
伝統木造のレギュラーな規準を作ることとは、また、別の問題意識から発するものです。
本日のフォーラムが、どのように組織されているかは知りませんが、
あのような発言をされる方(まじめに技術論を戦わせられない方々)
は極力排除した中で、物事を進めなければならないのではないでしょうか。
あのような発言を長々と切らずに言わせて、明確にその誤謬を指摘しない。
そのようなフォーラムの雰囲気が、まじめに物事を考えたおられる多くの聴衆や、
会議にパネラーとして招かれていた、
国の行政官や検討委員会の座長さんのやる気をそぐ事になりはしないかと、
とても危惧しています。

私は、日本の伝統木造建築というものが、
基本的に、耐震性を考えて作られていたとは思っていません。
過去の木構造は、鉛直荷重を支えるために考えられていたものだと思っています。
木材というヤング係数は小さいが、耐力の大きな材料を使った、
瓦屋根や雪のなどの重い鉛直荷重を支えるための構造、
それらが長い経験の間で完成されていったものが、
たまたま地震力にもある程度対応できる構造になってしまった、と思っています。
一例を挙げれば、
差鴨居などは、水平力を負担するために考えられた、部材ではありません。
部材の名前からもわかるように、建具の上のスライドレール(鴨居)の一種です。
大きな鉛直荷重がかかると、変形して建具が動かなくなってしまう、
2間のとばしのスパンでそのような障害が起こる2~3mmの変形を食い止めるため、
そのために、差鴨居の構造が発明された。
そうだから、その両側の柱は、
一般的には地震時に破壊されるしかない断面寸法しかない。
剛比から考えれば、2間スパンの120×300の差鴨居に対して、
内法高さ(1間)しかない柱を同等の耐力にするには、剛性が倍、
とすると断面欠損0としても280角位必要、
仮に断面欠損が20%だとすると、最低でも300角位は必要、
というのは簡単な構造力学でも類推出来ます。
多くの伝統的木造の構造がそうなっていないのは、
やはり鉛直荷重を重点に物事を考えた、という簡単な一例だと思います。

又、2006年から法律が変わって建てにくくなったのを何とかならないか、
という議論にも首肯できません。
例えば、小さな和菓子屋さんでも、
その内容物や賞味期限について、事細かに表示しなければ売ることが出来ません。
現在の社会が、そのようになってきたのです。
法律の変わったのを逆に、技術的な研鑽が出来る、
という方向に考えを変えなければ、「伝統」工法に未来はないと思います。
(意見を出された方は、人一倍努力されているとお見受けします、
少し苦しい業界内の意見を代弁したいという感じでしたが)
ただ、和菓子は一度決めて(商品開発して)しまえば、後は表示する手間だけのこと、
しかし、全てが一品生産である建築は、
その技術的検討を建物ごとに毎回しなければならなくなる、
その部分での差異をどうするのか、という問題は残ります。

問題意識の高いこのようなフォーラムでこの意見、
他の大多数の大工さんの事を思うと
何だか、敵は身内にあるのでは?という感じがしました。
少し大風呂敷になったかもしれませんが、
今日のフォーラムの感想をとりとめもなく書いて見ました。

関連MYブログ
◎06/05/01古建築のへ誤解no1
◎06/05/02古建築のへ誤解no3
◎07/09/08保険・保険・保険

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忙しい中、南無阿弥陀仏の掛け軸を眺める

今年の11月は何だか忙しい。日曜日毎に用事がある。
義理の姪の結婚式が横浜、京都で一泊二日の自立循環住宅研修会、父の七回忌、
最終週は姪の結婚式が福岡。何だか出費も多そうで、嫁さんも大変そう。

そんな中、亡父の法事のしつらえに、床の間に軸を掛け替えた。
父が買った「南無阿弥陀仏」の掛け軸である。
081126houji2.jpg
私も好きなその掛け軸と金糸の入った表装を眺めていると、
谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」の一節を思い出した。
記憶の中にあったその一節を探して引用してみましたので、
谷口文学の修辞と和風の情感とを感じとって頂ければと思います。

・・・・・・諸君はまたそう云う大きな建物の、奥の奥の部屋へ行くと、
もう全く外の光が届かなくなった暗がりの中にある金襖や金屏風が、
幾間を隔てた遠い遠い庭の明かりの穂先を捉えて、
ぽうっと夢のように照り返しているのを見たことはないか。
その照り返しは、夕暮れの地平線のように、
あたりの闇へ実に弱々しい金色の光を投げかけているのであるが、
私は黄金というものがあれほど沈痛な美しさを見せる時はないと思う。
そして、その前を通り過ぎながら幾度も振り返って見直すことがあるが、
正面から側面の方へ歩を移すに随って、金地の紙の表面がゆっくりと大きく底光する。
決してちらちらと忙しく瞬きせず巨人が顔色を変えるように、きらり、と、長い間を置いて光る。
時とすると、たった今まで眠ったような鈍い反射をしていた梨地の金が、
側面へ廻ると、燃え上がるように耀いているのを発見して、
こんなに暗い所でどうしてこれだけの光を集めることが出来たのかと、不思議に思う。・・・・・・

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味わいのある旧家の座敷

昨夜、近所の大おばあさんが96歳の大往生ということで、お通夜におまいりした。
近所とはいえ、旧家の主座敷(おもざしき)、こんなときでないと見ることもない。
大正から戦前までくらいの間に建てられたと聞いている。
玄関脇のガラスの開き扉に「電話室」と書かれている小部屋が当時のママ残っている。
中央に1.5間の間、座敷側が2間、反対側が1.5間か2間、合計梁間が5間か5.5間、
桁行は部屋が4つ位並んでいたので、8間はある大きな建物。
お年寄りが多い中、あまり前に行きたくなかったので、座敷の奥の縁側にぺたんと座った。
床が、松の柾(まさ)の縁甲板(えんこういた)、巾が四寸位、二分位の大きな面取りがしてある。
敷居は巾が五寸位で大きい、多分通柱に寸法を合わせているのだろう。
広葉樹特有の導管があるが樹種はわからない。
通り柱に敷居の寸法を合わせることによって、畳の角に変な欠き込みがなくなる。
きれいな納まりの大工仕事をしていることが、これを見ただけでもわかる。
縁側の天井は、化粧タルキ野地板に紅柄(べにがら)塗り。
奥の扉が、黒の漆塗りの框戸(かまちど)。一尺巾の杉の中杢のきれいな板が3枚嵌っている。
座敷の天井は、八寸巾位の柾板の竿縁天井。
かなり焼けているのに加えて、あまりに均質すぎて樹種ははっきりしない。
定番は杉だが、そうと言い切れる自信がない。
竿縁(さおぶち)が少し太い。
見付が一寸三・四分、下から見て面取りされているのがはっきりわかるので面は一分五厘か二分。
少し五平(ごひら)になっているのかもしれない。
古いが全くすすけていないのは、いろりなどを常時使う生活スペースは別にあって、
この座敷のある建物が、
前の部分は商店、奥の部分はゲストルームの機能だけを受け持つ建物だったからだろう。
建具は全て外され、床の間やランマは、白い布で覆われていてわからなかったが、
天井だけでも、旧家の格式がわかるようなかっちりとした気品のある仕様だ。

などと、読経が流れる中、古くても気品がある建物っていいなー、と鑑賞してしまいました。

追記) このブログの性格上、情報交換がリアルタイムである必然性は全くないと思いますので、
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かつ、住宅建築は個人ができる、大きくて身近な地域振興でもあります。

ハウスメーカーの建物。数億円の豪邸も建売住宅も同じようなサッシや外壁って何だか
変じゃありませんか。
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鬼瓦いろいろ(滋賀県マキノ町、海津町歩き)

高島市マキノ町の海津・西浜・知内が、重要文化的景観に国から選定された事もあってか、
今まであった「海津物語」という案内パンフレットを、リニューアルする企画が持ち上がりました。
その資料集めで、海津の表通りから路地裏までうろうろしました。
色んな種類の鬼瓦があったので、少しこのブログにアップします。

080620tare03.jpg
080621tama01.jpg
080620school01.jpg
などなど、詳しくは以下のMYブログ(海津の町の鬼瓦いろいろ)からどうぞ

MYブログ(海津の町の鬼瓦いろいろ)
08/07/10鬼瓦LAST(海津町歩き07)
08/07/04まだ続く海津の鬼瓦(海津町歩き06)
08/06/29家紋の鬼瓦はたくさんあります(海津町歩き05)
08/06/28家業繁栄を願う鬼瓦(海津町歩き04)
08/06/27「水」という文字が多い鬼瓦(海津町歩き03)
08/06/26変り種の鬼瓦(海津町歩き02)

MYブログ(重要文化的景観関連)
08/06/25海津町歩き01
08/02/23重要文化的景観のフォーラムが終わりました
08/02/20重要文化的景観選定記念フォーラムが2/23日に開催
08/01/18海津・西浜・知内が重要文化的景観に選定

追記)情報交換がリアルタイムである必要があまりないこのブログ。
過去の記事でも、気軽にコメントやTBして下さい。
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ハウスメーカーの設計。カタログ選びに終始するようなシステム化された設計、設計ってそんなモンじゃないと思うのですが。とりあえずそこを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか。

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宮沢りえさんの伊右衛門のCMに違和感が

宮沢りえさんの伊右衛門のCM(サントリーみんなにねぎらい編)は、
最初見たときから何だか違和感がありました。
2,3回目にちゃんと見て、すぐ気づいたんですが、屋根瓦の位置が異常に高い。
暖簾の長さが長すぎる。
テレビの画面のタテヨコの比や商品の写し方からそうなってしまったとは思うのですが、
普通、商家の瓦の軒先の高さは地面から、7.5尺~8尺(225~240cm)
あのCMで宮沢りえの身長からするとゆうに3mはある高さ、見ていてどうも気持ちが悪い。
コマーシャルの絵面だけの話でどうでもいいことなんですが、妙に気になってしまう。
「和風」じゃない。
設計事務所で勉強していた頃、以下のようなことを、
「和風」とはこういうものだと何度も叩きこまれた私としては。

当時良く参考にした、建築家村野藤吾の作品や写真集。
そのなかの「村野藤吾和風建築集」には、以下のような文があります。

私は日本建築について特別に学んだことはない。学校で教わった程度である。
すべて見よう見まねで覚えたようなもので、
関西に住みついて、ほんものの日本建築を見る機会に恵まれたこと、
優れた茶方の宗匠や棟梁たちの仕事を見たことも幸いであったが、
私にいくらかの日本建築について、もし私流という言葉を許していただけるなら、
自己流の道を模索する糸口のようなものを与えてくれたのは泉岡さんではなかったかと思う。
次に泉岡語録の二、三を紹介しよう。
一、玄関を大きくするな。門戸を張るな。
一、外からは小さく低く、内に這い入る程広く、高くすること。
一、天井の高さは七尺五寸を限度と思え。
   それ以上は料理屋か、功成り名をとげた人の表現になるので普通ではない。
一、柱の太さは三寸角、それ以上になると面取りで加減したり、ごひら(吾平・長方形)にする。
一、窓の高さは二尺四寸、風炉先屏風の高さが標準。
一、縁側の柱は一間まに建て、桁にむりさせぬこと。これで充分日本風になる筈である。
一、人の目につかぬところ、人に気付かれぬところ程仕事を大切にして金をかけること。
一、腕の良さを見せようとするな、技を殺せ。
まだあるがざっとこの程度である。伝統的で関西風な薄味のする考えかたではあるが、
控えめなところがあり、何でも表そう訴えようとするのとは味が違う。
蓋し、日本建築の真髄にふれた言葉ではないかと思う。泉岡流の手法は真似られても、
作品の品格に至っては生活の良さと趣味の高い人だけが持っているもので如何とも致し難い。

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