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山仕事の鋸(ノコギリ)

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続・年末の掃除で出てきたものなどを一つ二つ。

のこぎり、背中の辺りが槌でたたき出したままの模様が出ていて、本当に実用品という感じです。
100102ooga.JPG
こんなものを父が使っていた記憶はありません。大鋸(オオガ)と言っていたようなきがします。
木挽きが使う、縦引きの鋸だそうです。使い方は、
欠陥住宅を正す会 [TOKYO]ANNEX>Web Master の耳学問>木から材へ「大鋸」
に、詳しく説明されていました。
そういうと、こんな話を父がしていたのを思い出しました。
文章の中の鋸とは違うようですが、そんな時に使っていたのでしょう。
◎MYブログ02/09/07 昔話-父の思い出(1)(H14.9)

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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。   また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。

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レッカーのない時代の建前(建て方)

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あけましておめでとうございます。年末の掃除で出てきたものなどを一つ二つ。

写真は、木製の滑車です。
100102kassha.JPG

レッカー車のない時代、これが活躍していました。幼い頃の記憶によると、こんな感じでした。
100102tatekata.JPG

まず、センボウ(先棒?)という足場丸太よりひと回りくらい大きい丸太を立て、
その上下に滑車が取り付けられている。
センボウの高さはその家の高さよりちょっと高い位の長さとなります。
そして、綱引きのようにして、材を引っ張り上げていきました。
人数もたくさん必要で、近所の人も手伝いに来ていて、
それこそ、田舎の一大イベントだったように記憶しています。
小学校低学年くらい、昭和40年前後まではそのようにして建前が行われていました。

とりあえず、建前というとロープがたくさん必要で、その下働きなどをして、お菓子をもらえるのと、
何もない空中に形が出来上がっていくことの面白さで
いつも父の後ろについて行っていたように記憶しています。

こんな話も、私としては特段古いことのようにも思わないのですが、
最近地元で古文書などを調査されている若い方とお話をしていて、
どんどん、色々なものが忘れ去られてなくなっていくものだと、教えられ、
とりあえず、書きとめておく事にしました。

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日本の木をもっと使えればいいのに

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年末に今の木造住宅建築について思うこと(1)

日本の杉が世界で一番安い、といわれるようになってきている。
だから、もっとうまく日本の木を使えればいいのに、
わざわざ、外国の木を高い燃料を使って太平洋やインド洋を渡ってこなくても、しかし

私の認識が極端かもしれませんが、

日本の国土は有史以来、人間が営々と手をいれ、
平坦な部分は、ほぼ、穀物などの作物を作る為の農地として開墾され、
それが作りにくい傾斜した地形の部分が山として残り、その部分に木が生えています。
それでも農地が不足して「耕して、天に至る」状況まで作り出しているのが日本の国土です。
しかし、日本が木を輸入している外国、北米や北欧ではそうではありません。
延々とした平原に、木が生育して平地林を形成しています。
それらの土地で産した均質性のあるものと、
日本の木材とは、その成り立ちから違いがあって当然。

傾斜地で育つということ、
南向きの斜面・北向きの斜面、それぞれに日の当たり方、それに土壌も様々です。
生育条件がバラバラであれば、その質もバラバラなのではないかと
そのバラバラな品質の木をうまく扱う、昔からの技術や手法

・長い工期による自然な乾燥
・材種や木の部分によって細かく用途を分ける見立て
・木の「なり」を見て使う大工の技術
・部材を精度で合わすのではなく、アト・サキの手順で合わす
・例えば、「和室は中塗り終い、上塗りは一年後にする」などという、
  完成引渡しという概念からかけ離れた建築生産の手法、

などなど、それらに支えられた過去からの木造現場建築生産方式を
全て捨てて、効率化のために現場での仕事は全て組立てだけ、

ということに、問題の根っこがあるようなきがします。

現場にカンナはいらないなー、と笑い話をしていたのはもう遠い昔、
今はノコギリもカナズチもいらず、
釘打ち機とタッカーと電動ドライバーと接着剤さえうまく扱えれば、
大工さん?という時代になってしまっている。それは大工さんじゃなくて組立工、
ベニヤなどのパネル方式の採用は、釘を正確に打つだけでカネやミズがでるという
シロウトに近い人間でも建築生産が出来るという側面が大きいように思う

そんな、今の木造住宅建築生産の手法と、
それが当り前だとおもう「完成された商品」として購入する消費者、
そのルートを王道として、それら以外の建築生産を排除する法律、
その辺り全てが自然のままの日本の木を使う事にかかわりあってくると思う。

こちら(工事施工側)も、昔のままで良いとは言っていられない。
私の広告チラシに書いていることですが、
「自然の素材が元々持っている、品質や見えがかりのばらつきを、
風合い風情として許容できる方と共に一つづつ仕事に取り組みたい。」
という風に、お客様の側にも
少しはこちらに歩み寄ってもらわなければならないのではないかと感じている。
そうしないと、本当に日本の木の良さを、お客様に味わっていただけない。

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大工の立杖(五個荘の民家群訪問01)

先日は、木考塾という会の例会で、五個荘の伝統的な民家を何軒か訪問しました。
近江商人の発祥の地といわれるこのあたりの民家は、
当主が、事業を東京・大阪・満州などに展開された方も多数おられる様で、
飛びぬけて立派な民家が沢山あるのに驚きました。
マキノに住んでいる者としては、五個荘などの湖東平野の中央辺りは、
琵琶湖を南回りするか北回りするか悩む場所、
よく行く都市としては、南は大津・京都、行っても草津辺りまで
北回りでは、彦根か長浜、同じ近江とはいいながら、一番縁遠い地域です。
私自身滋賀県に住んでいながら、これらの建物群は始めての訪問です。

いくつかの民家の座敷を見学ました。
本座敷、数奇屋風のはなれ、低い天井の2階の座敷、それぞれの和室の構成
特に、鴨居から天井までの小壁となる部分の様々な意匠、バランスを見ていくうちに
昔大工さんの教わったことを思い出しました。
大工の立杖(タチヅエ)のことです。
立杖とは、建物の高さ関係の寸法を記載した物差しで、
建物毎に作られる、設計でいうと、矩計図に相当する重要なものです。

「大工さんの立杖ってどうやって作ってるん?」
「座敷周りが一番高さが必要ナンや。だから、その寸法から押えていく。
まず、タタミ床天、そこから内法(ウチノリ-鴨居下端までの高さ・建具の高さ)
そこから、鴨居、長押ととっていく。
近頃は、長押の上にランマ敷居がのるように納めるの多いけど
本式は、少し小壁をとって、その上にランマ敷居、
そしてランマの内法、これは尺一(1尺1寸=333)
そうしておくと、売られているランマが大概うまいこと納まる。
その上にランマ鴨居、小壁、回縁。回縁は、本式は二重廻りや。
その上から、一番大きな地廻り(胴差し)をとる。
竿縁天井やさかいに、天井裏で仕事が出来る最低限のスキマを
回縁と地廻りの間にとっておかんナン。」

と、こんな感じの説明でした。
私達(設計する者)は、最初に階高を設定して、物事を考えがちですが、
大工さんの思考は、納まりからの足し算なのか、と、妙に感心したのを覚えています。

それからは、和室を設計する時は、最初に階高は押えておきますが
構造図が出来た時点で、大工さんと同じ方法で、高さの寸法のチェックをするようになりました。
そして、その高さのチェックは、
どのような和の意匠(デザイン)を表現するかの、最重要の部分に深く関わります。

◎東近江市(旧五個荘町)金堂(伝統的建造物保存地区)
09/11/25 大工の立杖(五個荘の民家群訪問01)
09/11/26 耀く鳳凰、透かし彫りのランマ(五個荘の民家群訪問02)
09/11/28 端正な小屋組み(五個荘の民家群訪問03)

関連HP
NPO法人金堂まちなみ保存会
金堂まちなみ保存会ブログ
東近江市>五個荘金堂町のまちなみ
癒しの旅・日本全国レトロなまちなみめぐり>五個荘

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昨日は、ログハウスの建て方でした

091008is01.jpg
昨日は、ログハウスの建て方でした。
桧材の生産地として有名な岐阜県東濃地方の桧を、
岐阜の地元のメーカーが、プレカットしたものです。
割れ・ひねれがほとんどなく、
加工されたノッチや段にほとんど狂いがなく、
きっちりとかつスムーズに組み上げることが出来ました。
一日でこれだけの作業が進められたのは、
ログハウスを建築し始めてから、私の経験としては初めてのことです。
ログの継ぎ手が、
アリ継になっていたのもログ材の長さ方向の精度を上げる良い方法だと思いました。
また、釘打ちをせずに、全て通しボルトで、ログを組み上げていく方法も、
早く組み上がる手段として、有効だと感じました。
ログが、早く組み上がる事の利点は、作業性もさることながら、
一度も、雨に当てることなく、ログに雨水の跡などが残る心配が少なくなることが、
私としては最も、喜ばしいことです。
建築場所は、高島市マキノ町高木浜で、マキノ駅から歩いて4分くらいの所なので、
一度、現物を確認して頂ければ幸いです。

関連リンク
マキノの ほんだ建築 は、ただいま工事中 (08/10/08)ログ部分の組み方が完了
マキノの ほんだ建築 は、ただいま工事中 (08/09/10)岐阜東濃の製材工場へ

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軸組みを現した木造の建物(AN邸02)

AN邸は、木造在来工法のセカンドハウスですが、
梁や柱が化粧(室内外から見える)デザインになっていて、
現在の建築基準法で必要な金物をいかに見えなくするか、ということが、
設計や施工の重点項目となりました。
この項は、ある程度専門知識のある人しかわからないかもしれませんが、
ご容赦お願いします。一々語句を説明していると話が進んでいかないので。

木の架構がきれいに見えるように、以下の基本方針としました。
・大工さんの手刻みによる、工法とする。
プレカット工法にすると、金物部分の加工は標準的な見える加工しか出来ないため。
・梁せいを統一して、化粧の梁組をきれいに見せる。
・間取りを構造に合わす(これについては、お客様の提示された雑誌の建物を参考にしています)
・化粧材になる構造材料はムク材を使用する。柱は桧の一等材。
梁は、ドライビームや集成材は使わないで、近所の製材所で、米松の一等材としました。

閑話休題
久しぶりに近所の製材所の土場へ行って、時代の移り変わりに少し驚きました。
プレカット工法が盛んになる以前は、
米松の構造材用の大小の丸太が土場の大半を占めていたのに、
今はそれが片隅に追いやられ、杉材や、ホワイトウッドなど梱包がたくさん見られました。
今回の材料は、そんな片隅に追いやられた米松から取られています。
そんなに沢山の材料でもなかったので、在庫の米松から取れたので、
ある程度、土場で時間を経過した材を使用することが出来ました。
「もう少し、大きかったら、在庫もないし、原木を買わなあかん。
その原木も、プレカットに追われて何処の製材所もあまり挽かんようになったで、
仕入れ先も在庫薄や、昔のように原木が何処にでもあるように思ってたら間違いやで。
ナマの木をそのまま挽いてしまうことになると、割れやそりがどうなるかわからへんさかいな。」
と、製材所の社長さんに釘をさされてしまいました。(次回に続く)

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SPF

SPFってご存知ですか。
この頃はホームセンターでも木材の名前として付いているのを見かけます。
SPFとは北米の木材の規格です。
S-Spruce(スプルース・トウヒの類)
P-Pine(パイン・マツの類)
F-Far(ファー・モミの類)
の一般建築用材に使う各種の木材の樹種のどれでもいいが、強度等の規格を満足するもの、
という意味です。
日本でいう、「日本農林規格の木材」程度の意味です。
ですから、詳しくいうとSPFにもランクがあります。

辞書でひくと松はパイン(Pine)ですが、
日本で「米松」と称する樹種は、ダグラスファー(Douglas Fir)といいます。
木材としては、どう見てもにはFir(モミ)の類ではありません。
ただ、立っている木どちらも、クリスマスツリーのような感じで、
私には簡単に見分けがつきません。

日本では、松、唐松といって、どちらも松の類のように感じますが
英語では、パイン(Pine)とラーチ(Larch )全く呼び方が違います。

木の名前は、世界中どこでも、樹形や色やその生息地など、
色々な要素から経験的に付けられたようで、系統だってはいないようです。

建築に使う代表的な樹種は ほんだ建築HP-「木を使う・木に思う」 にて

 

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先日、シロアリに関する講習会を受けました(H16.11.25)

しろありは、「シロアリ」と表記するのが正しく「白蟻」と表記する人は、
その分野のシロウトだそうです。
なぜなら、生物学的には蟻の仲間ではなく、ゴキブリに近い種類だからだそうです。
日本に生息しているシロアリは、イエシロアリとヤマトシロアリ。
「知らないうちに2階の屋根の小屋梁までボロボロになっていた」
などという旺盛な食欲の種類は、イエシロアリの方で、
ヤマトシロアリの方は、部分的な被害に留まるのが一般的だそうです。
このあたりに分布しているのは、ヤマトシロアリ。
イエシロアリはもともと南方(九州や四国・和歌山等)にだけ分布していたそうですが、
3,4年前に堺市で、一昨年には豊中市で発見したのが、生の確認された関西での北限だそうです。
(地球温暖化のせいかだんだん北上しているとのコト)

自分の経験とも照らし合わせて、納得でした。
こちらでの被害は、浴室の周囲やキッチンセットの裏側の壁、
洗面台の裏側の水漏れのあった付近等限定的なものしか知らなかったので。

シロアリは、光と風を嫌うため外に現れる場合、
必ず蟻道(土壁のような質感の自家製のトンネル)を作ります。
コンクリートの基礎はいくらシロアリでも歯が立ちませんので、
上部に被害がある場合は、必ず基礎の表面にその蟻道があります。
(割れ目や、基礎塗仕上げと本体のスキマに入って確認ができない等例外もあるとのコト)
そのため、基礎のそばに物を立て掛けたりして死角を作らない、床下はこまめに点検する、
その二点だけでシロアリの食害はかなり予防できるのだそうです。
また、現在主流となっているべた基礎形式の鉄筋コンクリート基礎は、
床下にシロアリが入ることをほぼ完全に阻止できるという意味でも、
いい基礎形式だということでした。

関連MYブログ 08/08/01 夏、羽ありやスズメバチの飛ぶ季節になりました

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昔話-父の思い出(1)(H14.9)

昔はな、ケヤキの柱でも、山で(伐採した所で)手で挽いたもんや。
二人がかりで交互に引っ張り合いながら挽くのこぎりで挽いてると、
そのうち木のクセが出て曲がってきよる。それを見ぃもって、真直ぐになるようにしたんや。
それが、今は製材機でピューと挽けてしまう。家の為には昔の方がよかったやろなぁ。

 

 
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カナダの製材工場を見学して-父の思い出(2)(H14.9)

日本人の方が生産性が高いてほんまやろか。
わし等の太ももぐらいもある腕で、柱ぐらいの木を、垂木(タルキ)のように扱ぉて作業しとる。
体のつくりが違うわ。
伐採林かて、平坦地や。日本の(傾斜のある)山から木ぃ出すのとわけがちがう。
大きい機械で伐採して、すぐそばから運搬車でどんどん運びよる。
木ぃの畑みたいや。
日本の木材が高こうなって、輸入材に負けてしまうのもしょうないわ。

 

 
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