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ALC版の劣化診断

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とある公共施設の改修工事の方針を立てるような業務をしている。
S51建築の小規模な体育館のような建物。
外壁がALC版t=100、リシン吹き付け仕上げ。
季節風に長年さらされた西面・北面の外壁は相当にひどい感じ、ひび割れも散見される。
自分では中々判断がつけ難いので、
どうしようと考えてとりあえず、クリオンという会社に連絡をとっだ。

メーカーが、診断に来てくれるという。
当日、お会いして名刺を見ると、リフレッシュ事業部
なるほど、最近はこんな仕事も多いのだと、会社の部署名を見て思ってしまいました。
調査診断を終わった後で聞いて見ると、
ALC版という商品が世に出て40年。
最近の使い道は、
中小ビル外装は減っているのだが、超高層マンションなどには多く使われている。
最盛期は、40万m3(ALC100換算でいうと400万㎡)出荷されていたのが、
現在では、18万m3(ALC100換算でいうと180万㎡)約1/3にまで減少しているという。
会社も統合されて少なくなったことは知っていたが
大きな工場もいくつかは閉鎖され、何だか、どこもかしこも建設不況なんだな、と思ってしまいました。
そして、3~40年もたつと、補修の相談などが沢山出てきて、
調査に来られた方も、数年前からこの部署でお仕事をされているとのこと。
世の中が変われば、大きな会社ほどそのする仕事がダイナミックに変わっていかないと、
存続できないものなのだと、改めて思ってしまいました。

さて、ALCの調査・診断

私は、ひび割れなどが多いところは、張り替えなくてはいけないのかと危惧していたのですが、
表裏に貫通しているようなものがない限りは、補修で対応が可能とのこと、
34年間、一度も塗り替えられていない外装塗料は、殆ど防水が利いていない。
西面窓下などは真っ黒になっていて、良く見ると亀甲状のひび割れが見られる。
100207hibi1.jpg
他にも、端部などに沢山のひび割れが見られる。
100207hibi2.jpg
亀甲状の細かなひび割れには、表面から強化液の浸透させるような形で補修するのだという。
大きなひび割れや欠損は、部分的に切除して、ALCと似たような組成の材料で埋め戻す、
その際に鉄筋の腐食などが見られたら、防錆処置を施す、
コーキングは劣化しているので、ほぼ全て撤去して打ち直し、
大体、そのような手順で、本体を補修した後に、
新築と同じようにシーラー処理、塗装という手順になる。

版の縦目地に沿ってひび割れが発生している。
100207hibi3.jpg
これは、旧工法(挿入筋工法)で目地にモルタルを詰められた工法では、
地震や風などの横方向の変形を受けたときに、その変形に追従できずに出来るひび割れだという。
以前、小学校の体育館の妻面のALC版も同じようなひび割れが生じていて、
当時はVカットシーリングで補修したことはしたのだが、その原因は知らなかった。
やはり、専門で回っている方の知識は、納得できるものが多い。

ひび割れや浮きの診断は、写真のような道具を使う。
100207hibi4.jpg
これで、叩いたり、
表面をコロコロと転がしたりして(先端の球状の部分が回転する様になっている)
音を聞いて確かめるのだという。
確かに、浮いている所と正常なところでは音の響きが違う。

また、北面や西面は雨による劣化が多いのは当然として、
南面は、正常そうに見えていても、
太陽光の紫外線による塗料の劣化が激しいのでそれも注意しなければならないとのこと。

今日は、中々いい勉強会になったと思ってしまいました。

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完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。   また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。

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キッチンの材質について

ネットでの質問に答えてみました。

 キッチンのリフォームで、2列型でシンクは対面でと考えています。
システムキッチンにはなかなか気に入ったものや値段にかなったものがなく、
無垢材(杉)でのオーダーキッチンをお願いしようかと見積もってもらっています。
リビングには無垢天板のテーブルもあり、主人はアトピー喘息なので、
いいのではと思っていますが、
水周りなので耐性や湿気て虫・カビがこないかなど心配です。
私も仕事をしているために、マメに掃除ができるほうではないです・・・。
無垢が難しければシステムにしようかと悩んでいます、教えていただければ幸いです。

 住宅雑誌の木の天板のオーダーのキッチンの写真を見ると、
本当にこれでお客様のために良かったのだろうか?と、思ってしまうことがあります。
ステンレスの天板とシンクが一体になった、ステンレス板の深絞り技術は、
いまでこそ、あまりに普遍的で当り前ですが、
これは、50年前に当時の住宅公団がダイニングキッチンという新たな住まいの形式を開発する際、
初めて作られた住宅部品で、当時サンウェーブという会社が開発した
日本の生産技術のひとつの素晴らしいエポックメーキングです。
独立行政法人国立科学博物館の中の
生活領域における技術革新・サンウェーブが開発した流し台(シンク)の技術的変遷
や、暮らしを変えた住宅部品」の第2回目キッチンシステム に詳しく書いてあります。

傷が付きにくい・錆びにくい・漏水がない・少し弾力性があるので陶器類も落としても壊れにくい
無機質材料でかつ表面がつるつるなので、変な雑菌がはびこりにくい、
などという、流し台の天板としての基本的性能を安価で十分に満足させています。
そんな素晴らしい素材を、なぜ使わないのだろうか、と私は思ってしまいます。

以前、京都の小料理屋さんのカウンターが、
塗装もされていない桧の柾の一枚板であった事に驚きました。
汚れもシミみもするだろうそのような場所は、
仕事が終わった深夜、毎日磨かれるのだそうです。
そのように、丁寧に扱われた光沢のない白木は、そのお店のシンボルのような存在で、
その心意気にたがわず、とてもおいしいお料理だったことを覚えています。
木というものをそのような場所で使う場合は、そういう風にして丁寧に扱わないと、
中々良い状態を保持できるものではないと思います。

また、杉という木の中でもやわらかい素材は、
そのような場所には不適切だと思います。
自然住宅などと称して、何でもかんでも国産の杉を使ったような住宅を見ると、
木にも適所適材があるのにと思ってしまいます。
シミや黒ずみを恐れて、キッチンハイターなどの消毒剤を大量に使ってしまっては、
元も子もありません。

もう少し、色々なキッチンメーカーを見廻られてはいかがかと、私は思います。
私は、中ランクの価格帯では、
機能的・総合的には、クリナップ
デザイン優先なら、トーヨーキッチン
あたりの商品を納入しています。
また、業務用厨房機器を住宅で使うことあります。

RE-Q ご丁寧なご回答をいただき、どうも有り難うございます。
とても為になりました。
ひとつ、大切なことを書き忘れてしまっていたのですが、
天板は人工大理石を使うつもりでいます。(ステンレスが苦手なのです)
それより下の、基本部分(引き出しなど)を無垢にしようかと考えています。
言葉が足らずすみません。
でも心をこめた手入れが必要なのですね。
ずぼらな私には無理かもしれないですね・・・。
ほとんどのシステムキッチンメーカーを廻りましたが、また視野に入れて検討してみたいと思います。

RE-A 勘違いの回答にも、関わらずご丁寧に返信ありがとうございます
さて、キッチンの扉の表面材であれば、少し汚れも付くかもしれませんが、
雰囲気優先ということであればいいのではないかと思います。
参考にはならないかもしれませんが、
中ランクの価格帯をメーカー品で考えると、
ウッドワンのスイージィーというシリーズのキッチンも出来ました。
これは、建材メーカーのウッドワンがニュージーランド松
のムク板を今まではドア材や床板などに商品化していたのですが
それをキッチンセットまで商品系列を広げたものです。
ヤマハリビングテックなども、木質の扉のキッチンを作っていますが
(売りの一つは、ピアノで培われた木質部分の塗装技術)
確か高級なタイプばかりだったように思えて、
あまり最近はカタログも取り寄せていません。

杉材なら、汚れ防止のために塗装をかけて置いたほうが良いように思います。
近頃は、自然系の室内に使える塗料もたくさんの種類が出ています。
料理の場所なので、臭いのない水性の塗料もいいのではないかと思います。

人造大理石は、発売当初の20年前位は、使っていると黒ずみが出てきたりしましたが
現在のものは、あまりそういうこともないようです。
我が家のキッチンも嫁さんの好みで人造大理石になってしまいましたが
5年ほどを経過してもあまり痛んだ様子はありません。

私の会社が、キッチンで既製品をお勧めする理由は、
正直に言いますと下記の点からです。

1. 本当のところ、私は主婦でないのでわからないのですが、
引出しの中の色々な機能は、キッチンメーカーの方が一日の長があると思っています。
あそこまで細かく収納について私が設計することは
費用対効果を考えると、合理的でないと考えています。
私がクリナップが好きなのは、
今主流になっているキッチンの巾木部分も含めた全ての部分が引き出しになっている形のキッチンを
一番最初に作ったメーカーであるからです。

2. 私の住んでる田舎では、オーダーの家具屋さんというものがなく
複雑なそのような仕事に手馴れた人が少ない。

話はそれますが、私が既製品メーカーを選択する基準のひとつに
元々そこは何を造っていた会社なのか、ということを見ます。
サンウェーブやクリナップは、元々ステンレス加工から出発しています。
ウッドワンは木材関係
ヤマハは木材や合成樹脂関係の技術が元々あって
そこから、キッチンも作るようになっています。

あまり、総合住宅機器メーカーで何でもかんでも商品系列がある会社より
その得意とする分野の製品の専業メーカーを選ぶことが
結局は、コストパフォーマンスが高いように感じます。

最後になりましたが、
貴殿ご自身にぴったりのキッチンが出来ることを祈念いたします。(終)
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追記) このブログの性格上、情報交換がリアルタイムである必然性は全くないと思いますので、
過去の記事に対してもコメントやTBを歓迎します。気軽に書き込みして下さい。

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木部の外部塗装02

別荘などで、板張りの木材の外部塗装に、木材保護着色剤塗りをよく使用します。
和信化学のガードラックなど。
これらの塗装は、数年毎に塗り重ねなければならないので段々色が濃くなってしまいます。
それを嫌う方には、和信化学でいうと、ウッドリカバリーという商品があります。
簡単に言えば、この材料は塩素系の漂白剤で、洗浄漂白してから、
一般の塗装を再度するものです。
この商品を使うと、元々の薄い色の仕上にすることも可能です。
木材保護着色剤は、総じて濃い色が多い。
メーカーに一度なぜなのか尋ねたことがあります。
答えは、紫外線。塗料の成分や木肌自体に紫外線は有害。
紫外線による劣化を防ぐために、色を付けているのだそうです。
同じ色見本帳でも、
白木色の塗料だけが外部での塗装は不適などと書かれているのはの理由からだそうです。
とりあえず、外部仕上の木材は、メンテナスフリーというわけにはなかなかいきません。
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木材の外部塗装

木材の外部塗装は、木材保護着色剤塗り。キシラデコールという商品がよく知られています。
私は、同じような商品で和信化学のガードラックという商品を使っています。
どちらにしても、数年毎に塗り重ねていかなければならないものです。
昨日は、ピックランドに、マキノカントリーフェスタのお手伝いに行ってきました。
その主会場のピックランドの建物の外装が、その木材保護着色塗装。
平成11年竣工、もう丸9年たっています。
普通なら2回目の再塗装の時期もすぎてしまったくらいで、
外壁の塗装が相当はがれてきてしまっています。
公共で建築され、指定管理や第三セクターで運営されているこのような建物は、
中々メンテが行き届かないようで、ちょっと寂しい気がしました。
なおきょうも、マキノカントリーフェスタやってます。
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輸入サッシのクレーム

輸入サッシ自体は、がっちり作られているものが多く、
データ性能的にも満足のいくものが多いと思います。
価格もそんなには高くないはず。大まかにいって、40坪の住宅のサッシ工事が
日本のアルミサッシペアガラス入りで120~130万だとすると
輸入サッシの場合は150~200万くらいかと思います。
近頃は円安に振れているのでもう1割くらい上乗せないといけないかもしれない。
しかし輸入サッシの難点はいくつかあります。
◎納期
日本の代理店に常備している良く使われる規格寸法の商品以外は
どうしても発注後現地から調達。
ということになると、2~3ヶ月は期間が必要です。
いくら規格品ばかりで設計しようと思っても、
どうしても一軒に対して数ヶ所は、規格品で間に合わないものがあります。
日本のアルミサッシなら、現在ではほとんど1週間以内で現地に入る(枠のみ先行して)便利さに

慣れてしまった頭には、ちょっと違和感があります。
◎寸法
外国の規格品寸法表を眺めると
2間(3640mm)巾の開口に納まる4枚引違の建具がありません。
開放的にしたいところでは、いつも悩む所です。
あとは、たいていの寸法はあるのですが、
当然のことながら、寸法の系列が日本と異なるので、頭の切り替えが必要です。
オーダー寸法も納期さえあれば対応してくれるようです。
但し、最初に見積をちゃんとして予算オーバーにならないようにしなければいけません。
◎クレームとメンテナス
これが日本のメーカーと全く対応が違う所です。
基本的にクレームとメンテナスに対する外国の対応はない、と考えていた方が無難です。
例えガラスが割れていても、外国のメーカーの言い分は、多分
当社は、ちゃんと最終確認して、送り出している、
輸送の際の事であるならば、
日本の港までならその担当の輸入業者、それ以降なら日本の運送業者、
現地到着以後なら、現場での保管状況、の3つのどれかに責任があると思われるので、
そちらで、それらに対して対応お願いしたい。
などという返事になることがほとんど。
国内の輸入業者が、付き合いの長いところで大きな所なら
そこである程度は対応してくれることもあるかもしれませんが、
それは、日本の業者がやっていてくれるだけで、
外国のメーカーは、ほとんど個別の対応はしていないと思われます。
安いと思って直輸入なんかすると、
なれない英語でのやりとりが、結局は徒労で終わるということがほとんどと思われます。

ただ、サッシ自体そんなに痛んだりするものではありませんし、
木製のモノの持つ質感や外国製商品そのものの持つテイストには捨てがたいものがあります。
似つかわしい場所には、使ってみたい建材商品であることは確かです。

関連項目
ボウウィンドウは弓形出窓(MYブログ07/06/20)
昨日に続いて輸入サッシ(MYブログ07/06/21)

 

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昨日に続いて輸入サッシ

昨日に続いて輸入サッシ。輸入のサッシには大別して3種類の仕様があります。
◎木製サッシ
 最も以前からある商品です。木製といっても、
 枠との取り合いはモヘヤなどの気密材が入ったちゃんとしたものです。
 ガラスはペア。以下どれも同じです。
 アルゴンガス入りのものやLo-E仕様のものもあります。
 外から見ても内側から見ても木製で、いい雰囲気です。
◎アルミクラッド
 上の木製サッシの外側が、アルミの板でカバーされたものです。
 雨の多い日本ではこれの方がお勧めかと思います。
 木製の場合腐朽ということを心配されると思いますが、(それも少しは心配です)
 それよりも、雨の時に、水を吸ってしまって、ふくらみ、
 動作しにくくなることがあるように思われます。
 アルミクラッドの場合はそのようなことがないように思われます。
◎樹脂サッシ
 元々の木製サッシをそのまま樹脂にしたカタチのものですので、
 言葉から受ける印象より相当がっちりした感じです。
 よく見ると材質感は明らかに違うのですが、遠目には、木製と変わりません。 
 価格の関係で今はこれの方が主流になりつつあるようです。

関連項目
ボウウィンドウは弓形出窓(MYブログ07/06/20)
輸入サッシのクレーム(MYブログ07/06/22)

 

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ボウウィンドウは弓形出窓

ニンテンドーDSの「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」の「英単書取」で
「弓形の」という出題がわかりませんでした。答えはbow(ボウ)
今まで、その意味を全く知らずに、ボウウィンドウという言葉を使ってました。
妙に納得、ボウウィンドウのボウは弓形という言葉だったのか。

それに触発されて今日は、外国からの輸入サッシの名前などを。
リンクに付けたのは、米国のマービンという会社の日本のページです。
Casement(ケースメント)-縦辷り出し窓(タテスベリダシマド)
Duburu hung(ダブルハング)-上げ下げ窓
 この二つの種類の窓は最もよくあるタイプの窓で、この窓を使うと、
 デザイン的にぐっと洋風になります。
Awning(オーニング)-突き出し窓
 この窓を縦に何段も重ねて使うと、これも又どこかで見た洋風のデザインになります。
Slider(スライダー)Sliding door(スライディングドア)-引違窓
 このタイプの窓は、日本のように小窓のサイズはあまり種類がなく、
 テラスの出入口等の掃き出し窓サイズのものがほとんどです。
 また、日本のものと違って、
 片方のドアだけ動いてもう一方は嵌め殺しになっています。
◎Picture(ピクチャー)Fix(フィックス)-嵌め殺し窓(ハメコロシマド)
 もしかしたらFIXという言葉の方が日本語として通用しやすいかもしれません。
 英語では、フィックスの方は、連窓や出窓の一部を構成する場合に使うような場合に、
 ピクチャーの方は一枚でデザイン的に使う場合、という風に使い分けする感じです。
French door(フレンチドア)-両開きのテラス戸(ガラス戸)
 開放的になるので一度使ってみたい気もするのですが、
 場所的制約(ドアの回転軌跡の面積が大きい)
 製品の信頼性(外国のドアは総じて重いので、丁番吊りの上の部分
 が引っ張られて傾き、開閉がしにくくなることがよくある)
 などの理由から一度も使ったことがありません。
Bay window(ベイウィンドウ)-台形出窓
Bow window(ボウウィンドウ)-弓形出窓
 出窓もまた、建物をグッと洋風に見せるのに使うアイテムです。
 工事関係の話をすると、外国の出窓の場合、
 窓と、窓台になる部分や、 屋根になる部分が、別の部品、又は
 そのような部品がなく全部大工さんに作ってもらわなければならない場合があるので、
 出窓のセット内容については正確に確認が必要です。

関連項目
昨日に続いて輸入サッシ(MYブログ07/06/21)
輸入サッシのクレーム(MYブログ07/06/22)
 
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近所にこんな建物が(メタボリズム運動の残したもの)

近所の別荘に、こんな建物が残っています。
070417capsel.JPG
万博当時の未来の都市・宇宙ステーション・手塚治虫の未来都市のマンガ、そしてその後
建築を学び、菊竹清訓黒川紀章メタボリズムの建築形態などを連想させる、
私としては、当時の「輝かしい未来」をイメージさせるカタチの一つです。
それは、時代背景と共に、自分自身も成長途上にあったことが重なりあって、
余計そう感じるのかもしれません。
そのカタチが、今ぽつんと煤けて立っています。

メタボリズムを表象するカタチについては近頃寂しい話題ばかりです。
沖縄海洋博のアクアポリス万博のエキスポタワーの撤去
黒川紀章の中銀カプセルタワー問題
菊竹清訓の建って10年そこそこの上野池之端のホテルの解体、などなど。

しかし、当時そのカプセル住居を形作るFRPや合成樹脂のトウメイ板という新しい技術は、
FRPついては、ユニットバス、住宅2Fバルコニーの防水、プールや小型船舶のボディ、
電気や上水道の多種多様なカバー部品など、
合成樹脂のトウメイ板については、
身近な所では、既製品カーポートの屋根やホームセンターで売っているトウメイの波板、
大きなものでは、近頃の水族館の巨大なトウメイの水槽まで、
枚挙のいとまがありません。

1970当時の建築の思想であったメタボリズム、
その精神はどこかに受け継がれているのかもしれませんが、
それを表象するカタチはどうも古びてしまったようです。
しかし、そこで培われた技術は、
太い潮流となって現代の生活になくてはならない素材になっています。

関連項目
ああ、メタボリズム (MYホームページ、建築つれづれ草より)
水族館が面白い  (MYブログ06/02/05)
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代替品のない材料・焼杉板

春になり、工事を始めた物件もそろそろ形になりかけてきました。
070415MNhouse.jpg
ローコストワンルームのセカンドハウス。
大きな庇はテーブルを囲んでバーベキューが出来る、8帖位の屋外テラスです。
私のローコストの定番、焼杉板張りの外壁。
材料が2000円/㎡を切り、張り手間も2000円/㎡はいらない。
4000円/㎡を切るコストの安さ、それでいて本物の杉という材料。
風合いもあり、機能的にも湿気を通すので内部結露などというトラブルもない。
日本の山にはえていた物でもあるし環境的にも負荷が少ないはず。
耐久性はというと、我が家がこれを張ったのがS57で25年前。(下の写真)
070417jitakusugi.jpg
「紺屋の白袴」ノーメンテナスですが、上の炭の層ははがれて少しみすぼらしくはなっている
ものの、雨漏りなどの大きな事故は今のところない。
私にとって「余物を持って替えがたい」材料の一つです。
現場でN大工さんが、釘の頭を、黒のスプレーで塗ったのを乾かしていた。
「メッキの色やと目ぇー剥きますやろ。(黒い板にシルバーの釘頭が見えると目立ちすぎる)
専用の釘あるんやけどめっちゃ高い(釘は大工さんの手間の内)、ほんでこうしてるんですわ。」
安い材料でも、こういう気を使ってくれる大工さんの気遣いが嬉しかった。
 

焼杉板関連項目

MYブログ07/12/19 焼杉板の外装

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太っ腹、大企業・日本板硝子

さくら季節余話
昨年竣工した住宅のお客様からの電話「ちょっと、来ていただけませんか?」
用件がわからないこういう言い回しは、非常にどきっとする。
こういう言い回しから、とんでもないクレームが始まったりする。
たいしたことないことは、電話である程度具体的内容を知ることができる。
お尋ねしてみると、クレームでなくて一安心。
琵琶湖の眺望を考えて2階に大きな窓を取ったのですが、
その窓の前の道を花見の客がゾロゾロ通り、目が合ってしまう。
何とかならないか、とのご相談。
高価そうで使ったことはないのですが、日本板硝子アングル21という、
視野を選択出来るガラス(詳細はリンクを張ったHPで確認して下さい)があります。
これなら、正面の景色は遮ることなく、かつ斜め下からの視線は、
曇りガラスのようになってカットできるはずです。
とりあえず、見積をお持ちしますので、それを見てから検討して下さい。
と、お話して帰る。
大きなペアガラスだったし交換して捨ててしまうのももったいないなー。
それに、アルミサッシのガラスの溝に上手く納まる厚みになるかどうかも問題だし。
とりあえずメーカーへ電話してみると、メーカーからは意外な答え。
そのような事情でしたら、
この商品の合わせガラスの中の特殊フィルムにそのような機能があるので、
そのフィルムを作っている会社の電話番号をお知らせします。
※※社の※※という商品で、連絡先は03・・・・・・とのこと。
アングル21という商品は、もう一つの大手ガラスメーカー旭硝子にはない商品。
パテントでがちがちに固められて高くてもしょうがない、と思っていたのにとっても意外。
向こうにすれば
ガラスの1枚や2枚付き合ってられない、ということだったのかもしれませんが、
同業他社にないその商品の心臓部が他社開発のものであり、
またその会社名まで簡単に教えてくれるなんて、太っ腹に驚いてしまいました。
とりあえず、今ある窓ガラスにフィルムを張るだけでいけそうなので、
今の大きなペアガラスも無駄にならずに済みそうです。

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