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2007年6月6日

熊本県の小国杉

林業の話に戻ります。
松岡元大臣の関連の問題で、緑資源機構の談合事件の中の「小国町」という言葉を聞いて、何かピンと来るものがありました。
元大臣は熊本県の阿蘇市の出身とのこと、小国町はその隣町のようです。
私が小国といって思い出すのは、建築家葉祥栄の設計した小国ドームです。
ココに何点かいい写真がありました(ふくだぶろーぐ06/07/04)
小国ドームのリンクの解説をコピーします。

1988年(昭和63年)オープンした小国ドームは、杉角材5,602本を使用した木造立体トラス構法で建てられ、屋根はステンレス張りになっています。・・・葉祥栄氏の設計によるものですが、

防災上禁じられていた3,000平方メートルを越える木造体育館の建設には、自らその安全性を証明して着工するのに足かけ3年を要しました。・・・

というもので、国産材の小径木を徹底的に利用し、
当時不可能とされていた構造を建設大臣の許可を得て建てられた建物です。
国産材を集成材にして利用するのではなく、
材そのものをジョイントなどの加工によって大空間を作るさきがけとなった建物です。
この時期から、学校や保育園などで木造の校舎が見直されるようになってきて、
木構造も多様な構造形式が出てきました。
そして、うろ覚えなのですがその大臣認定では、材料を小国産の杉に限定してとられていた、
ということが当時の建築雑誌に掲載されていたように思います。
村おこしにもがんばっているんだなーという感じでした。
昔は秋田や吉野というような杉産地のブランドとして小国はなかったように思うのですが、
現在では、「小国杉」は少しはブランド化したようです。
小国町森林組合小国ウッディ共同組合などのホームページを見ると、
かなりちゃんとしたページで、現在も林業にがんばったおられる様子がわかります。

小国町には名物町長がおられたようです。
国土交通省の観光のカリスマというページに、宮崎小国町町長が紹介されています。
この方は、地元の産業である林業に相当力を注いだ方のようです。
そして、その頃、林野庁には故松下氏がいた。
今こうなってみると、当時の先進的な取り組みは、
町長と才能のある建築家とそして中央省庁の連携が上手くいったからではなかろうか。
そしてそのような取り組みがあったから、
現在の「小国杉」という産業があるのではなかろうか、と思う。
地元に利益誘導というひがんだ見方ではなく、
地元の盛り上がりを上手く捉えて、成長させた好例のように思えます。
これはあくまで私の想像です。

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