リビングで何をする?
家を建てる方は一度考えてみてください。
あなたは、リビングで何をしていますか。奥さん(だんなさん)や子供はどうしていますか。
そして、あなたはリビングでどうすごしたいと思いますか。
奥さん(だんなさん)や子供はどうすごしたいと思っているでしょうか。
近頃、建物の案内番組などで、
リビングのガラス越しにガレージが見えるような、プランニングを観ることがあります。
建物探訪 (07/05/06) (06/09/24) など
ご主人の趣味で、いいつもそこでぐずぐずしていたい、
かつ奥さんや子供の様子も確認できて、一体感が保てる。
っていうか、奥さんがちょっと「手伝ってよ」と言われてもすぐに手伝いに行ける。
設計する方からいうと、大きな二部屋が一体になっているので、
広々とした面白い空間を構成することが可能になる。
そんな両者の考え方が合致して、出来ているんだと思います。
このように、実際に自分の行動を分析して考えてみると、
※LDKではないオーダーメードである家の存在理由が、ぐんと上がると思います。
モダンイタリアン家具のソファーに深く腰を下ろし、ガラステーブルにワインを置いて、
子供達のバイオリンとピアノのアンサンブルを聴くような生活習慣がある方はそういないはず。
でも写真で観るとそのような空間は憧れにはなります。
しかし、そのような空間を作っておいて、
ソファーの座席の部分を背もたれにして床に足を投げ出して座り、
ガラステーブルにスナック菓子を広げて、テレビを見ているのでは、
その空間を作ったことが台無しになってしまいますし、本人にも違和感があるはず。
一度、自分の生活の行動を分析すること、
そして本当はこうしたいと望んでいる生活のイメージを組み立ててみること、
そういうことを設計者にぶつけてみると、家作りが楽しくなるのではないかと思います。
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