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2007年4月24日

打合せが上手くいかない05

ガンコ・ワガママ(二律背反が理解していただけない等)

丈夫で、且つ自由な間取り。明るく快適で断熱性の高い家。
両方とも当り前の要求なのですが。
丈夫な建物とは、丈夫な太い柱や厚い壁が、バランスよくたくさんある建物ですし、
自由な間取りとは、屋根や床が空中に浮かんでいて、
壁や窓を鉛筆でフリーハンドで書くように配置できることです。
明るい家には、大きな窓が必要ですが、
究極の断熱性の高い家とは、出入口以外全てすっぽりと断熱材の壁に囲まれたものです。
極端な言い方をしましたが、設計というのは、
そのように相反する多くの課題をバランス上手くとりながら形にしていく、
という作業であり、またそれが設計者の腕の見せ所でもあります。
しかし、Aという要望とBという要望とは、片方立てれば片方が立たない、
ということがあります。
それは、絶対に出来ないことか、と問われればそうでもないのかもしれませんが、
予算や敷地の状況、建築法規など、現実の縛りのなかでは、
「出来ない」と答えざる得ないということです。
困難な課題を提示し、設計者の能力を最大限引き出してやろう、
と考える賢いお客様の下で、設計をするのはやりがいがあるものです。
しかし、その要望が、現実に困難であるとか、矛盾しているとかいう事を
あまり理解されずに話されることがあります。
「実際に、こんな建物があるじゃないか。」という風に。
それで、その写真や解説を見ると、様々な与条件が異なっていたり、又は、
きれいな写真ですが
これでクレームが出ないのだろうかと心配になるようなものもあります。
例えば、50坪位の敷地の住宅に、
「40帖位あるような外国のリビングの写真のように」といわれても無理ですし、
といってその要素を20帖に全て詰め込んだらそのようになるかというとそうでありません。
その辺りを、具体的に説明するのですが、それが、お客様からすれば
「コイツは設計者といっとるが、あんまり能力がないから出来んとしか答えられへん」
と、感じられることがあるようです。
そうなってくると、お客様との信頼関係が揺らいできます。
何が無理な、相反する要求かどうかは、わからないとは思います。しかし、
「こだわり」はあってもいいのですがそれが「頑固な思い込み」にならないよう、
こちらの話にもちゃんと耳を傾けて頂きたいと思っています。
こちらは、様々な制約の中で要望を最大限かなえるように努力するつもりで
お客様のお話をお伺いしています。

打合せが上手くいかない01(MYブログ07/04/20)
打合せが上手くいかない02(MYブログ07/04/21)
打合せが上手くいかない03(MYブログ07/04/22)
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打合せが上手くいかない05(本文)
打合せが上手くいかない06(MYブログ07/04/25)
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