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2014年3月23日

ヴォーリズ建築 今津郵便局に感激

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時計が止まった空間、というのはこういう建物を指すのでしょう。
当時の様子が、目の前に繰り広げられるよう。
案内の建築の先生に水を向けられた、昔ここに勤めておられた郵便局員さんが、
当時のことを、滔々と語りだされました。
それがとてもわかる気がしました。

長い間、倉庫として利用されていて、近年、空き家になっていたそうです。
それを昨年末から、有志の方によって清掃され、
それも一段落し綺麗になったので、昨日が、お披露目の会のようなものでした。
これから、修繕や利用方法を考えてゆくそうです。

個人的には、(住宅ではないのですが)
くみ取り式の便所・セメント整形の流し台に昔風のカラン・小さな燃焼装置(カマド?)と煙突。
石油系燃料が普及する昭和40年頃以前の日本の生活の形がそのまま残っていて、
それが「環境学習」的には、とてもいいもののように思われました。

今津には、他にもいくつかの面白い洋館意匠が残っています。

今津郵便局玄関 洋風とも和風とも付かない持送り付きの繰形付きの母屋。
&スクラッチタイルアーチ模様。
140322imazu08

やっぱり思った通り、鬼瓦には〒マークが
140322imazu09

裏側立面
140322imazu10

玄関脇の小扉。上げ下げ窓になっているバランス窓。
多分、扉と同じ重さの分銅が壁の中に仕込まれていて、どの場所でも止まる。
多分建築当時のまま。
夜間などの時間外の対応の窓口のようなものだろう。
140322imazu07

玄関入ってのすぐ右手のBOX
私書箱?のようなものだろうか?反対側にも同じように小さな扉が並んでいる140322imazu05

住所の区分け用の箱。
前かがみにならざる得ないようなスツールが、
手早く作業を進めなければならない、当時の様子を彷彿とさせる。140322imazu04

コーナー部を利用した家具と電話交換室の文字。
私もかろうじて覚えている、ダイヤルなしの黒電話。
交換手さんはここでお仕事をされていたのだろうか?140322imazu01

電話交換器室時代の残滓か?140322imazu03

郵便局長室の照明、意外と質素だが、上には飾り房が付いている。140322imazu02

建築当時の写真と、実際に使われていた時の様子。140322imazu06

ヴォーリズ建築 今津教会。
今は、幼稚園として使用されていて、耐震改修もなされ、リニューアルされたとのこと。140322imazu24

暖炉の煙突もお化粧直しをされた140322imazu23

塗り壁の出隅のRが、何だか優しい。水切の面台も、中々味がある。140322imazu25

内部 梁は、ヘリボーン模様のようなチョウナ(手斧)ハツリ仕上げ140322imazu22

ヴォーリズ建築保存運動をされている石井和浩さん(右側)140322imazu21

ヴォーリズ建築 ヴォーリズ資料館。IMG_2703

今津浜の石垣の上に立っている3階建の洋館(手入れされていないのですが中々の迫力)140322imazu32

浜通り近くの辻川通りに面する建物、
和風の屋根にかなりちゃんとしたアーチ窓が面白い。
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